https://x.com/toushin1/status/1813858845086875992?s=46&t=vDLEarp_5HYHZmiuEqFt6w


↑昨日書いたように、工業生産された満鉄刀にも折り返し鍛錬の鍛え肌があるように見えてしまいます。


研師の人が同じようなtweetをされているのをみつけました↓


https://x.com/togishi_oksm/status/1813952549986398713?s=46&t=vDLEarp_5HYHZmiuEqFt6w


スノベ軍刀のようです。



この件についてtweetしたら詳しい人が教えてくれました。


これはどうも鍛流線というもののようです。





鍛流線は、金属が流動したときにできる金属繊維のながれです。 製品のカタチに沿ったファイバーフローが発生することで、強度が高い金属になります。


https://www.t-turret.co.jp/forging/case/article02/


もう一つ↓


金属素材中の結晶、不純物、介在物、空孔などが繊維状に整列した組織


↑と書かれています。



〉不純物、介在物、空孔などが繊維状に整列した組織


これが鍛流線ということは、折り返し鍛錬の鍛え肌と本質的には同じ物だと思えます。


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以下は私のtweetへのコメント↓


〉もともと鋼材には鍛伸した時に鍛流線という流れができます❗塩酸でにて磨くと見える。


刀を酸研していいかどうか分かりませんが鍛造品をカットして内部の鍛流線の流れをよく検査しました❗なかなか鉄の流れは面白いですよ


鍛え肌は、鍛流線が幾重にも折り重なったものと考えていいのでは?


https://x.com/totomesu0330/status/1814070434255811020?s=46&t=vDLEarp_5HYHZmiuEqFt6w


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折り返し鍛錬の鍛え肌と工業生産鉄鋼の鍛流線。見る人が見れば写真でも区別がつくのかもしれませんが、私にはわかりません。肌目の詰んだ新々刀や現代刀に見えてしまいます。


実物を持って比べれば質感の違いでわかりそうな気もするのですが、比べた事などないので何とも言えません。事前の知識がなければ気が付かない自信があります。


昔は満鉄刀に偽名をいれて古い日本刀として売られていることがあったようです。近年では軍刀人気から反対に古い刀に満鉄刀の銘を入れて合わせの軍刀拵に入れて売られている事もあるようです。たぶん私には見分けられません。


偽物だらけという事もあり、刀は好きだけど古い刀を買い集めたいとは思えない。私の眼力では本鍛錬の日本刀なのかスノベ刀なのかすら見分けがつきませんから。


http://isao-machii.org/2016/08/23/

↑戦後、昭和から平成にかけて武道用に刃物鋼で作られたスノベ刀なども存在するようなのですが、それも私には見分けられないでしょう。少なくとも写真では。


そんなこと言いつつも、満鉄刀や古刀の短刀が欲しかったりもするのですが、、、


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