大津百町 | 恵美酒吉外備忘録

大津百町

大津百町大写真展というイベントに行ってきた。


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滋賀県の営業写真界の重鎮谷本勇氏が撮影した古い大津の街並みや生活を中心に、大学のゼミで撮影した今の大津、そして市民が携帯で撮影したカットを展示する企画である。


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私が滋賀県に引越して来た時思ったのは、大津は県庁所在地ではあるが、県庁しか無いところだという事。確か当時は全国て3箇所しかない特急の停まらない県庁所在地駅だった。まあ東海道の中でも大津は三条大橋を出て最初の宿場、現代人の私の足で歩いても4時間、電車だと大津京都はたったの9分という程度の距離だから、今のご時世人の流れが都市に向かうのは仕方があるまい。


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とはいえ、昭和30年代や40年代はまだまだ都市としての機能があったようで今の官庁街しかない大津のみを知っている私には賑やかな大津はある意味新鮮に映った。


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しかしまあ、今回の写真展で、印象に残ったのは、観客に地元の老人が多数いた事と、写真を見ながら、あそこに何があったとか誰が住んでいたと、皆が口々に話していた事である。


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写真は芸術か記録かという話は昔からあるが、私は、写真は記録であり記憶の補助装置だと考えているので写真を見ながら昔話に華を咲かせるのは理想的な姿だと思う。昔の記憶なんてものは結構曖昧なもので私自身子供の頃住んでいた街の事を考えると、まるでエアポケットに落ちたかの様に記憶が飛んでいる事がある。そんな時、当時の写真があればと思うのだが、そんなものは中々残っていないし、私自身の写真も、度々の引越で今やどこにあるのかすら判らない状態である。


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ただ誰の為、何の為ではなく今この時の想い出として写真が残せればと思う。どのような評価かはさておいて、ふと昔の事が思い出される様であれば非常に嬉しく思う。