男子新体操に関するガイドブックが、4月30日に発売されました。その本が『男子新体操完全ガイド』(山田小太郎監修、東京:メイツユニバーサルコンテンツ、2021年4月30日発行)です。監修者の山田さんは国士舘大学体育学部講師で、同大学男子新体操部監督。日本体操協会の男子新体操委員会委員長も務めているそうです(『男子新体操完全ガイド』に掲載の監修者プロフィールより)。

 

男子新体操は「日本で行われている」ことは知っていても、見たことはない。あるいはテレビでちらっと見ただけという人々が多いことでしょう。よって、自身または家族が男子新体操をやっている(いた)皆さん、あるいはコアなファンを除けば、積極的に見に行った経験がない

面々が大多数なのではと言えます。

ちなみに私が男子新体操の競技会を見に行ったことはありません(2017年11月14日に埼玉県川越市の「ウェスタ川越」で行われた「ラジオ体操フェスタ2017 in川越」で、埼玉栄高校男子新体操部の演技を見たことはあります)。男子新体操に関して身近に感じたのは、2020年の緊急事態宣言期間(いわゆる最初の「自粛期間」)において、男子新体操チャンピオンが集まってラジオ体操を行っている動画をYouTubeで見たことがきっかけです。

 

『男子新体操完全ガイド』には、ルールや歴史だけでなく、技の解説や個人競技、団体競技の魅力。更には「男子新体操の新たな道」も多数のカラー写真と共に紹介されているので、初めて男子新体操の魅力に触れる面々でもじっくり楽しめそうだというのが、私がこの本を手に取ってみての印象です。