当たり前の毎日 | 笑顔を引き出す心のスイッチ

笑顔を引き出す心のスイッチ

このブログを読んでくれたかたが、
ちょっとだけやる気が出た!
ちょっとだけ心が軽くなった!
ちょっとだけ笑えた!
と思ってもらえるようなブログになれば、と思っています。

おはようございます!


心理学を教えてくれた衛藤信之さんから教えてもらったお話です。


ある年配の男性のもとに、息子さん夫婦が孫を連れてきました。


食事の時間になると、孫が食卓の周りを走り回ります。


その姿を見ていると、自分の息子さんのことを思い出しました。


息子もこの孫と同じように、食卓の周りを走ってたな…。


そして、自分は息子のことをよく怒鳴ってたな…。と


すると、息子さんが孫に向かって「うるさい!」と怒鳴ったそうです。


まるで昔の自分のように。


その後男性は息子さんに耳打ちをしました。


「頼むから走り回らしてくれ。父さんなぁ、小さなお前が帰って来たようでなつかしいのや」


数日で息子さんとお孫さんは帰ってしまい、夫婦での静かな日常に戻り、しみじみ思ったそうです。


「息子が幼かったころ、しっかりと子育てを楽しんでたらよかったなぁ…」




ご主人に先立たれた女性は、


「夫はイビキがうるさくてね。でも、いなくなってみると、あのイビキが懐かしくて。あのイビキがあったから安心して眠れていたのです」


と淋しそうに語っていたそうです。



最初の男性も、その次の女性も、毎日の出来事は、「過ぎ去ってみてはじめて幸せだった」とわかったのです。


当たり前の毎日。


そこで起きる当たり前の出来事。


その時は小さな悩みかもしれませんが、あとになってみると、それも幸せなことだった…と気づくのです。


だから、今ある毎日、当たり前のように起こる出来事に対して、


「幸せだな~」


と今、感謝することが大切なことなのかもしれません。


今日も最幸の一日をお過ごしください!