おはようございます!
心理学を教えてくれた衛藤信之さんから教えてもらったお話です。
ある年配の男性のもとに、息子さん夫婦が孫を連れてきました。
食事の時間になると、孫が食卓の周りを走り回ります。
その姿を見ていると、自分の息子さんのことを思い出しました。
息子もこの孫と同じように、食卓の周りを走ってたな…。
そして、自分は息子のことをよく怒鳴ってたな…。と
すると、息子さんが孫に向かって「うるさい!」と怒鳴ったそうです。
まるで昔の自分のように。
その後男性は息子さんに耳打ちをしました。
「頼むから走り回らしてくれ。父さんなぁ、小さなお前が帰って来たようでなつかしいのや」
数日で息子さんとお孫さんは帰ってしまい、夫婦での静かな日常に戻り、しみじみ思ったそうです。
「息子が幼かったころ、しっかりと子育てを楽しんでたらよかったなぁ…」
ご主人に先立たれた女性は、
「夫はイビキがうるさくてね。でも、いなくなってみると、あのイビキが懐かしくて。あのイビキがあったから安心して眠れていたのです」
と淋しそうに語っていたそうです。
最初の男性も、その次の女性も、毎日の出来事は、「過ぎ去ってみてはじめて幸せだった」とわかったのです。
当たり前の毎日。
そこで起きる当たり前の出来事。
その時は小さな悩みかもしれませんが、あとになってみると、それも幸せなことだった…と気づくのです。
だから、今ある毎日、当たり前のように起こる出来事に対して、
「幸せだな~」
と今、感謝することが大切なことなのかもしれません。
今日も最幸の一日をお過ごしください!
