うちの夫は40歳のある日、突然の病で

この世を去りました。

その日、私は人間の命の儚さを知ったわけです。

ひとり親になった私は、子ども達をひとり立ちさせるまでは死ぬわけにはいかないので、きっちり健康診断を受けて節制しつつ暮らしてきました。

(この頃はお酒をほとんど飲んでませんでした)


でも、もういいのです。

子ども達はそれぞれ自立しました。

もう一切の口出しも援助も不要です。

私は好きなことをして好きなものを食べて飲んで、いつ死んでも自分を含め誰も困りません。

(姑のおやつ配達人がいなくなってやや不便になる程度)



そんな金曜日。

一時帰国中の友達が、東京駅のdancyu食堂で

1日限定50食のあじフライ定食を食べよう、というので行ってきました。


食べる気満々の一番乗りで入店。





肉厚の鯵です。

私は美味しいと思ったけど、友達は

「もうちょっとカラッとパリッとしてほしい」とのこと。欲深いねえ。

私はお味噌汁がぬるかったのが残念でした。

舌を火傷するくらい熱いのを出してほしい。


青島かまぼこ

調味料は塩だけ。

野生み溢れる?かまぼこです。


別注のイカ焼売

これプリップリで美味。


この友人とは食の好みがわりと似ていて

dancyu好きもたぶん共通してるかな。

(買わずに美容室の電子書籍で読みます)


KITTEでお茶して、

友人とは有楽町でバイバイします。

来月台湾でお会いしましょう。

 


夜に六本木のクラブに行く約束があるので

それまで思いっきりヒマです。


ちょっと銀座をぶらぶらしてから

日比谷で映画でも観ようっと。

(あまり東京の地理にお詳しくない方のために書くと、東京駅から有楽町、日比谷、銀座、新橋…この辺りは普通に徒歩で行くことができます)


うーーん、3月1日ってことは映画が安い日。

これって私が大学生の頃からあるシステムで、

当時は1000円でした。

「エレファント・マン」とか

「愛と哀しみのボレロ」とか1000円で観ました。

今はどなた様も毎月1日は1300円。

40年経って300円しか上がっていません。

そして映画館は劇的に快適な空間になりました。

空調、シート、映像、音響…すべてが

あの頃とは別物のように素晴らしいです。

(若い頃に観た映画の思い出も、それはそれでよいものではありますがね)


さあ何を観ようかな〜

「落下の解剖学」と「アーガイル」で迷いましたが、上映時間の都合で「アーガイル」に決定。

「キングスマン」の監督が撮っています。

(イギリスっぽいジョークがお好きな方向け)


「キングスマン」シリーズは全作映画館で観ていますが、その第1作目でスパイの先輩に

「ドイツ式の敬礼をやってみろ」と言われて

鼻の下に指を横に当てて、ハイルヒットラー!をする場面で声出して笑ってしまいました。


まあそんな感じの軽いノリのスパイ映画です。

あーーでも「落下の解剖学」もぜひ観たい。

近日中に行くことにします。

ほんと好き放題できる今の自分に乾杯。

(子育ては終了し、親3人の介護と看取りを終えて今は姑の見守りのみだし、自分ひとりなのでそんなに稼がなくてもいいから気楽です)



映画館を出たら日が暮れていました。


六本木駅周辺は、会社帰りの人と遊びに行く人がすれ違う時間帯。


Kちゃん達と六本木の中華で腹ごしらえして、

軽く飲んでマハラジャANNEXへ。





DJ TABBYさんは、Kちゃんのお友達。

東大出のバリバリのエリートでいらっしゃるのだけど、気さくでカッコよくて選曲も素敵。

ハウスっぽいノリで心地よく踊りました。


DJタイムが終わると、TABBYさんから

なーんとモエのシャンパンがふるまわれました。



ごっつぁんでーーす。

素敵すぎます💓


あー楽しかった。

美味しいものだけ食べて飲んで、

好きなことしかしない日でした。


十分に幸せな余生です。