能登半島地震発生から8日が経過するというのに

今も安否不明の方が多数おられます。

大切な人を亡くされた方、避難所や壊れた家屋で寒くて不自由で心細い日々を過ごされている方もたくさんいらっしゃいます。

また救助、捜索、復旧、支援活動をされている方々の疲労も心配です。

 

被災地から離れた東京に居る私なんかでも、

ニュースを見て被災地に思いを馳せ、ふと気持ちが落ち込んでしまったりします。

でも、私はできるだけそれを回避しようと思っています。

 

もちろん言動には留意しますが、特に自粛はせず、通常の生活をします。

いつもどおり。

普通に仕事したり、楽しんだり、おいしいものを食べたりします。

被災地でないところで皆が自粛しても、経済が停滞するだけでメリットはないからです。

 

被災された方々に思いを寄せ、絶対に忘れない。

そして自分で選んだ方法で救援金を送ります。

株で得た利益の一部をUNHCRなどに送っていますが、今年は能登半島地震の被災地にも役立ててもらえたら、と思います。


今の自分にはそれしかできないから…

 

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さて、昨日は銀座へ出かけました。

「東劇でシネマ歌舞伎を観ましょう」というお誘いで

「唐茄子屋 不思議国之若旦那」




宮藤官九郎作・演出で、役者は中村勘九郎、中村七之助、中村獅童、坂東彌十郎、他。

出色の子役は勘九郎の息子、勘太郎と長三郎。


幕開け早々、荒川良々の「梨園の洗礼」も面白いし、

古典落語「唐茄子屋政談」「大工調べ」などと「不思議の国のアリス」の世界が

交差して入り乱れてもうムッチャクチャ。

 

私は七之助さんが好きなのですが、花魁姿がうっとりするほど美しい。

勘九郎さんと獅童さんが生き生きと熟練の長広舌を披露します。

個人的には「要らないかな」と思う下ネタがちょい長いのですが、

それも古典落語「鈴振り」が下敷きとなっているとのことです。

 教養不足につき、そこら辺を味わい尽くせなかったのがやや残念。


でも、とにかく細部まで緻密に練られた楽しい作品でした。

 

映画鑑賞後は、文明堂カフェでお茶。

話題は盛りだくさんで、楽しい時間はあっという間に過ぎました。

mさん、tさん、yさん、ありがとうございました。

 

私はお腹が空いていたので、

文明堂のカステラをフレンチトーストのように焼いたものを…


表面はカリッと、中はふんわり。

そこにアイスクリームをのっけて、ちょいと溶かして食べるんです。

こーれーが!美味しいのなんのって飛び出すハート

 

解散して、6時過ぎに歌舞伎座の脇から地下鉄・東銀座駅に降りる途中、

「歌舞伎座 やぐら」でお弁当を半額で売っていました。



家に帰って、私としては珍しく要冷蔵でない「上喜元」で

お弁当をいただきました。(日頃、私は要冷蔵の地酒を好みます)

 

一日ベランダで干した白菜をビニール袋に入れて

少量の塩・白だし・唐辛子・柚子で揉み揉みして半分をサラダのように食べます。

翌日には残り半分が「浅漬け」になっています。

 

大満足の一日でした。

これって決して当たり前ではなく、奇跡のように幸せなことなんですよね。

私はそれを知っています。

感謝の気持ちを忘れずに、毎日を過ごしていきたいと思います。