こんにちは!
埼玉県の認定講師 なまい ゆきこです。
最近はすでに夏を思い出させる気温になってきましたね![]()
暑がりの息子は、タンクトップにハーフパンツといういでたちで、保育園の先生たちから『夏男だね~』と言われています![]()
急な気候の変化に体調崩さないように、ご自愛ください。
今回のテーマは『GPIFって?』です。
コロナ禍で株式市場が大幅に上昇していることは、ニュースなどで耳にしていると思います。
しかし日経平均株価は、今年に入ってから一進一退を続けています。
その状況にヒヤヒヤしている方も多いかもしれません![]()
一方、投資はやっていないので関係ないと考えている方もいらっしゃると思います。
ほんとにそうでしょうか
?
日本人はバブル崩壊の経験もあり、投資は怖いものと考え、避けている方が多いと思います。
しかし、実は知らぬうちに多くの方は投資家になってるんです![]()
『GPIF』という言葉を聞いたことはありますか?
年金運用積立金独立行政法人、年金を運用する法人です。
日本最大の運用機関であり、170兆円超(2020年12月時点)の資金を運用しています。
日本人にとって馴染み深い年金も実は運用をしているのです。
運用の対象となる資産は株式(国内・外国)や債券(国内・外国)などで、それぞれの比率はこれまで何度も見直されてきました。
GPIF設立当初の2006年時点は、国内債券が約70%を占めていました。
超お堅い運用です![]()
その後比率を変化させながら、2020年4月からは国内株式・国内債券・外国株式・外国債券を25%ずつ均等に組み入れる構成になりました。
以前と比べると株式の比率が大きくなり、その分プラスにもマイナスにも大きく動く可能性があります。
直近の実績として、2020年10-12月でなんと10兆円もの運用収益を出しています![]()
ただ、このように運用がうまく行ったとしても、個人が受け取る年金額が増えるというわけではありません。
GPIFの運用資金は、少子高齢化に伴い不足する保険料をカバーするための資金にあてられます。
現状は、年金給付額よりも収入(現役世代から集めた保険料と国庫負担分を合わせた金額)が上回っています。
そのため生じた余剰分をGPIFの資産(積立金)として、運用しています。
将来、年金給付額が収入を上回った時、保険料を支払う現役世代の負担を増やさないために、GPIFの積立金が不足分に充当される仕組みです。
年金制度を長く続けていくため、特に今現役世代の方、これから現役世代となっていくこどもたちにはとてもとても大切な仕組みです。
個人資産として目に見えるものではないので実感しにくいですが、GPIFの運用実績がとても重要だということはわかっていただけたかなと思います。
思っていた以上に、投資は身近にあるんだということを感じていただけると嬉しいです。
将来へのお金の不安を軽くするために、少しでも経済の動向や株式・金利の状況に目を向けてみませんか![]()
GPIFなどお堅い機関も、今はSNSなどで情報発信しています![]()
ご関心がある方は是非覗いてみてください。

