みなさん、こんにちは!
4週目担当、バタコ先生こと田端沙織です。
梅雨まっさかりですが、紫陽花が綺麗な季節ですね。
例年、近所の逗子海岸は今頃海開きをして夏ムードが高まるのですが、今年は残念ながら相模湾一帯海水浴場が開設されないので、いつもと違う夏の海岸風景になりそうです。
そんな中、5月末にひっそり?と年金制度改正法が成立しました。
ざっくりと何が変わったかというと、注目ポイントは
・公的年金では、繰り下げ受給開始時期の選択肢拡大
・私的年金では、iDeCo(個人型確定拠出年金)の拡充
・パートなど短時間労働者への厚生年金の適用の段階的拡大
この3つになります。
なんだか、漢字が多くて読みづらいですね・・・
今回は、この中でも内容が大きく拡充されるiDeCo(イデコ)について、何が変わるかざっくり解説します。
「iDeCoイデコ」という名前、なんとなく耳や目にしたことはありませんか?
こんなかわいいキャラクター、その名も「イデコちゃん」 ←そのまんまな名前もいます。
名前だけではなんのことか全く想像できないかと思いますが、
実は現役世代の私たちの老後資金作りを手助けしてくれる、良きアシスタントの様な制度なんです。
それでは簡単に、iDeCoについて説明します。
iDeCoとは自分の運用しだいで将来の年金額が変わる個人型の確定拠出年金、いわゆる自分で年金を準備する私的年金になります。
もう1つ似たものに、企業型確定拠出年金があります。これは、会社員が勤務先から掛金を出してもらい60歳以降の退職時に貰える年金になります。
iDeCoは自分でお金を出して(掛金を拠出)運用し、60歳以上になったら引き出しが可能です。メリットは、運用している間は非課税で、掛金が税金の対象からはずれるのでその分、所得税・住民税の負担が減ります。
企業型確定拠出年金にも、同じく税負担が減るメリットがあります。
では、年金制度改正法が成立したことで何が変わるのか?
2022年5月から
・iDeCoの加入可能年齢が65歳まで延びる
現在、60歳までしか加入できませんが、65歳まで加入することができます!
加入できる期間(掛金が出せる期間)が延びれば、その分受け取る年金の原資を増やすことができます。
出典:厚生労働省HP・年金制度改正法(令和2年法律第40号)が成立しました
2022年10月から
・企業型確定拠出年金とiDeCoが併用できるようになる
現在、会社で企業型確定拠出年金などの制度がすでにある会社員の場合、iDeCoに加入することができませんでした(日本の会社員の96%程度)。
それが今回の改正により、iDeCoを併用することでより老後の私的年金作りにお金を積み増しできることになります!
iDeCoにはメリット・デメリット共にありますが、じぶん年金作りに活用できるので選択肢の1つとして考えてみてはいかがでしょうか?
iDeCoについて、分かりやすく参考になるHPがありますので、良かったら参考にしてみてください。
・iDeCoナビ
https://www.dcnenkin.jp/
自分はiDeCoを利用した方がよいのか?迷ったりよく分からない場合は、ファイナンシャルプランナーとして、私が個別でご相談もお受けしています。
良かったら、お気軽にご相談ください。
・FPサテライト(株)
https://fpsatellite.co.jp/fp-consultation/