こんにちは、金子由紀子です。
桜の花も一気に咲き始め、ようやく春を感じるようになってきました。
別れと出会いも多い季節ですね。
我が家の次女も先日、高校を卒業しました。感慨深い一日でした。
毎日のお弁当作りから解放されたのはうれしいのですが、体育祭や文化祭や
合唱祭や授業参観や・・・、学校の行事に出かけたり、話を聞いたりする
こともほとんどなくなってしまうのかと思うとやっぱり寂しい。
小学校・中学校・高校その時々の思い出が一瞬によみがえってきて、
子どもの成長をうれしく思いつつ、どこか喪失感みたいな感覚を感じています。
4月からは大学に進学することになるのですが、ここにくるまでは本当に
いろいろありまして。
「将来、やりたい仕事があるから高校ではなく
専門学校に行きたい!」
と言い出したこともありました。
私自身が子どものマネー&キャリア教育に関わっているなかで、
「教育費と進路」についてしっかり伝えていきたいなあと思った出来事がいくつかあります。
ひとつは、高校生のお嬢さんが、
一生懸命夢に向かって頑張って大学の薬学部に合格したのに、
学費の準備が十分でなく進学をあきらめさせたといった保護者の方からのメール。
もうひとつは、「トリマー」になりたいと将来なりたい職業を見つけた中学生の
娘さんに家族が「そんな職業についても食べて行けない」と否定的で、
母親としてどんなアドバイスをしてあげたらいいかといったご相談。
ほかにも、「子どもの進路とお金」について悩むご家庭はたくさんあります。
我が家も自分の娘たちに将来やりたい職業・仕事を見つけ、
そのために何を学ぶのかしっかり考えて進路を選択しなさいとアドバイスし、
接してきたつもりではありました。
この職業はダメとか、大学にいかなきゃダメとか、
口に出していったつもりはありませんでした。
進学したいといった専門学校の資料を取り寄せさせ、
一緒に将来について話し合いました。
学費についても正直にどこまで払えるか、そんな話もしました。
反発もかなりされました(笑)。
主人も私も、自分たちが生きてきた環境とかけ離れた進路を選択しようとする娘を
否定することはせず、戸惑いながらも見守ることに。
そして、この春、高校卒業・・・。
あのときのやりとりが正しかったかどうか、
もしかして私が進路を方向修正してしまったかもしれないとか考えることもありましたが、
卒業式の後の教室で担任の先生の「解散!」のかけ声の後、
私の元にやってきた娘が「お母さん、今までありがとう」と一言。
泣きそうだったけど、まだ進路の決まっていないお友達もいたからがんばりました。
こんな実体験を踏まえた「教育費と進路のお話」、
また小中学校のPTAや家庭教育学級の講演会でいただいた質問への答えなど
私なりの考えを来月、某出版社さんでしてきます。
先のメールやご相談への回答も、何かの折に、今後もご紹介していこうかと思います。
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