大きなお金をいただいたら? | めざせ!FP3級!~女性FPのお金の花道~

めざせ!FP3級!~女性FPのお金の花道~

すべての方々に、FP3級程度のマネーリテラシーを普及できたら…
キッズ・マネー・ステーションの女性ファイナンシャルプランナーたちが
さまざまなお金の知識をご紹介いたします。

キッズマネーステーション認定講師の鈴木さや子です。お金教育第1週の担当です☆


あっという間に11月。もうすぐクリスマス、そしてお正月と、子どもたちが大好きなイベントが沢山ありますね。


おこづかい制度を導入して、日頃からお金の教育について、しっかり考えてお子さまと接しているママ、パパにとって、とても危険なシーズンかもしれません。


おこづかいを通じて、、「欲しいものを貯めて買う」「使い過ぎないで管理する」ことを教える際、子どもたちが手にする金額は、小学生であれば1週間で50円とか、1ヶ月で500円など。


ここに来て5,000円など、桁がちがう現金を子どもに渡してしまったら、折角のおこづかい制度が台無しになっちゃうかも!!


それでは大きなお金の贈り物(お年玉など)をいただいたら、どうすればよいでしょう。


私が考えるタブーなことは


1.中身を見せないで、さっさとママパパが預かる


2.そのまま子どもに渡しっぱなしにする


の2点。


やはりいただいた中身は、きちんと子どもにも確認させ、お礼を言わせたいもの。また、大きなお金が入っているまま、子どもに渡しっぱなしにするのも考えものです。


いただいたお金を使って、どんなものを買いたいか、どんなことをしたいか、子どもに訊いてみましょう。


たとえば5,000円のお年玉をもらったとします。子どもが「500円で本を買って、1,000円でボールを買う」と希望したら、1,500円はお財布に残し、3,500円を子ども名義の口座に入れるのがいいと思います。


働いているお母さんなどには難しいかも知れませんが、可能であれば、子どもと一緒に銀行に行って、ATMで入金させ通帳に記帳させるのがおすすめ。


子どもは自分の口座を持ち、そこを使えば、いつか大きなものを買うために貯めることができる、ということを実感できます。


もし無理な場合は、お母さんが入金、記帳したものを、おうちで子どもと一緒に確認するといいですね。


いただいたことに感謝しながら、欲しいものを手に入れて、残りを将来のために貯金する、ということをぜひ体感させてあげてくださいね。