第4週担当の宮川朋子です。
いきなり梅雨入り


これで、早く夏が来て、すんごく暑い日が続くってのも、やめて欲しいですね~・・・

さて、お金の話。
最近、お金を「自分の意図するとおりに」使うことって難しいんだな~と感じてます。
例えば、今回の震災の「義援金」。
今回の震災に関連して集まった義援金は、日本赤十字および共同募金会2つの団体分だけでもなんと2300億円以上とか!?(5月24日付け産経ニュース)
・・・巨額です…

ちなみに義援金は、被災者に直接現金で支払われるお金。
でも。今回の東日本大震災の義援金は、現在第一次配分の交付申請がはじまったばかりで、被災者の手にはまだ届いていません。
義援金の配分は、自治体を中心として組織された「義援金配分委員会」というところで決定します。
行政ですから「公平・公正」が原則になってしまいます。
つまり、被災者数や被害状況などの確認に追われているんですね。
被災状況も全容が明らかになっていない状況ですから、この段階で公平・公正を守ろうと思ったら、時間がかかるのは当然といえば当然……。
さらには、義援金の配分をもらうために「罹災証明」などが必要だとか…
寄付した側からしてみると、「そんなことよりも早く払ってあげてよ!」

一方、自治体の方々も、ご自身も被災されながらのお仕事なので大変な状況であることもわかってしまいます…。
このジレンマが、「かゆいところに手がとどかない」

自分がよかれと思って出したお金が、自分の思うとおりに使われるには、様々なハードルがあるんだな、と思う瞬間です。
もっといい例?をあげれば、「税金」。
これは、皆が働いて稼いだお金からきまった割合で国や自治体に支払っている(差っぴかれている!?)お金

お買い物をしたら、それに付随して払わねばならない消費税もあります。
でも、税金がどのように使われているか、意識したことはありますか?
ほとんど車が通らないようなところにあるすごくキレイな幅広の自動車道とか


もしかするとこれらにもわれわれの税金の一部が!?とか思うと、これも、「そんなつもりで行政にお金を出しているわけでは…」

(もちろん、公共事業やインフラ整備すべてが税金の無駄遣いだと考えているわけではありません!誤解なきよう!)
今回の震災では、義援金という名のもと、あっという間に大金が集まりました。お金ってこんなに簡単に集められるんだ!と思ってしまうほど!
最近では、インターネットの発達もあり、お金を集める方法はいろいろあって簡単になっています。
税金だって、制度導入までは国会審議その他で大変でしょうが、一度制度ができてしまったら、簡単に行政の収入になります。
一方で、その使い方については、人の意識の高まりほどには、ツール?ルート?制度?は進化していないのかもしれません。
これが、自分ひとりで自由に使えるお金だったら。
自分のお金なら、その使い方も自分が納得できればよいわけですから、話は楽なのでしょうね。
多くの人々から集めたお金を使う場合には、そういった難しさがあるということなのですね。
いずれにしても、お金は、それ自体が目的なのではなく、あくまでもツールであること。
「何のために使うお金なのか」「このお金はなぜ必要なのか」は常に意識していたいと思います。
さて、突然ですが、
今回のコラムでこのブログ執筆担当を離れることになりました。
過去の投稿を読み返してみると、本当に一貫性のないバラバラな内容の投稿ばかりでした・・・
が、私としては、毎回何かテーマをみつけて、誤りのないように、わかりやすいように書く、ということはとても勉強になりました。いや、わかりやすかったかどうかは・・・スミマセン

短い間でしたが、お世話になりました。ありがとうございました

また、どこかでお会いできればうれしいです!
(なお、個人のブログもやっていて、そちらは続けていく予定です。興味のある方はのぞいてみてください。)