こんにちは、第3週の近藤木綿子です。
最近『消費生活』のことについて考えたり、学んだりする機会があります。
消費者問題とは、食品の偽装だったり、表示をごまかしていたりして、結局は会社が得をして消費者が損(価格に見合わない物を買わされている)することで問題になっています。
大昔、自給自足の生活をしていた時代は、生産者=消費者もしくは、物々交換など生産者と消費者が身近だったため、そのような問題は起きにくかったのだろうと思います。
しかし近年は、企業も消費もグローバル化し生産者も消費者もお互い顔が分からないという中で、儲け主義が先行して消費者が不利になってしまうような事が起こってしまいました。
問題が明るみなった時点でいろいろな法整備もすすみ、企業側も信用されるように表示を適正化したりお客様相談室を設けるなど努力もしておりますが、やはり、消費の主役は消費者です。
消費者が自分の価値観を持って、商品やサービスに見合った値段であるかどうかを判断しなくてはいけません。
その価値観を培うには経験しかないと思うのです。
例えば、便利な世の中になってインターネットで簡単に買い物が出来るようになりました。しかも安く購入することも出来ます。しかし、実際に手にとって見ることは出来ませんよね。
大人は経験上この値段の商品だったら、この程度のものだという概念がありますが、子供には経験が少ないため商品が届くまでどの程度物が届くのか分かりません。もしかしたら、買ってしまったあとで、商品の価値よりもたくさんのお金を支払ってしまうかもしれません。
例えば、携帯の無料サイト。
すごく見たいわけではないけど無料だと思ってサイトを閲覧したら、サイト閲覧にはお金は必要ではないですが、通信料がかかってきます。しかも後から請求されるため、驚いてしまいます。(一度は経験したことがあると思いますが)
企業側も消費者対策として、「通信料がかかります」と書いてはありますが、そこを読んでいるか、理解しているは消費者の問題なのです。
子供たちは、今後ますます目に見えないものを購入する機会が増えてきます。消費の基本となる価値観を育てることが今出来る親(大人)の役目なのではないかと思います。
買い物の時は、親子で会話をしながら子供の経験をたくさん積ませてあげましょう!そして将来もっと複雑な消費社会になっても、惑わされない消費者にしてあげたいですね。