3人の幼児を抱えて、日々奔走しているFPです。
皆さんに、身近な話題でお金に関することを楽しく・わかりやすくお知らせできたらいいなと思っています。
どうか宜しくお願いします。
で、早速、身近に起こったお話しです。
我が家の車、今年車検なんですが…車検ってお金がかかりますね~
見積を取ってもらったところ、20万円近くかかることが判明しまして…

愛車はすでに7年乗車していて、私の運転が下手なこともありかなりボコボコです。

下取り価格も出してはくれましたが、正直なところこれはスクラップされるしかないのではないかと思うほど。
これをきっかけに、燃費のいい軽自動車に買いかえようかしら?という話にもなり、そちらの見積もいただき、今後10年間の維持費その他を比較してみました。
結果は…当然のことながら、軽自動車の方が有利なことは明白

じゃあ買い換えましょー

とならないんですね~、なぜか。なぜかすっきりせず、どうしても決断できない。
今の愛車にはもう価値はほとんどない。なのに維持費もかかる。乗り続けても意味はない。
そこはよくわかっているのだけれど、思いっきり「買いかえよう!」という気になれない。
もんもんと悩んで、結局、今回の次の車検まで乗り続けることにしてしまいました。
自分がどうしてこんなことに悩むのかわからないでいたところに、答えをくれた本が現れました。
ダン・アリエリー著「予想どおりに不合理」という本です。
この本の7章に書いてあったんです。
「人は、自分の持っているものを過大評価する」
これか~、私の気持ちの正体は

別に自分の愛車がいくらになるかを具体的な金額で考えているわけではないけれど、提示された下取り価格以上の「なにか」が愛車にはあると信じて疑えない私。それは「愛着」かもしれないし「慣れ」かもしれない。
新車を買って、すぐにボコボコにしてしまうかもしれない「不安」かもしれない

とにかく、こういう心理って人に作用するものなんだってことがよくわかりました。
この本、とても面白いです。興味のある方は一度読んでみてください。