第399回「飯森範親と日本センチュリー響のハイドン・マラソン〜その7〜」 | クラシック名盤ヒストリア@毎日投稿中!!

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吹奏楽を中心にトランペット演奏の他、作曲なども行います。



みなさんこんにちは😃
仕事の時はスーツで出勤していますが、晴れの日はほとんど20度超えの日々。
クールビズとはいえ暑いです…
半袖を出したいですがまだ早い気もするので出せずにいます。
雨が降ってくれれば多少は涼しくなるのですが毎日降ればいいわけではないと…
わがままな気もしますがいろいろ対策を練りたいと思います。

さて、本日は現在までに9枚のCDを販売している飯森範親指揮日本センチュリー交響楽団によるハイドン・マラソンシリーズ。
今回はその第7弾にあたるCDをご紹介します。
あと2枚でようやく現時点で発売している数に追いつきます。
続きがすぐ発売されることはまだないと思われるので、9枚目まで来たら改めて全部聴きなおしたいと思います。
それでは飯森さんと日本センチュリーによるハイドン・マラソンを見ていきましょう。


「飯森範親指揮/日本センチュリー交響楽団」


ハイドン作曲:
交響曲第37番、78番、16番、100番「軍隊」



第10回コンサート時の模様を今回CD化。
これまで発売された6種類と同様にSACDハイブリッド仕様の高音質となっている。
ハイドンの交響曲を聴き始める方にはぜひオススメしたい代物だ。
まだ全集として完成したわけではないが、完成までの過程を存分に味わうことができる。

ここまで数多くの交響曲が演奏されましたが、基盤がブレることなくここまで来ていることが一番驚くべきことでしょう。
どういうことかといいますと、ハイドンの交響曲は後のブルックナーやマーラーなどの演奏時間も長く、より解釈が二分化する交響曲とは違う。
初期のベートーヴェンやモーツァルトが作り上げた組曲のような交響曲でわかりやすい演奏という言い方がどなたでもご理解いただけるかと思います。
ハイドンの交響曲を細部までこだわり20世紀に演奏された大オーケストラ寄りのハイドンではなく、より作曲家自身が描いた形に近い小編成での演奏を行なっている。そしてその演奏が回を重ねてもブレずに気品ある当時の風景が思い浮かぶかのような演奏が常に継続されている。

今回のハイドン・マラソンは計4曲の交響曲が収録されている。
最後に有名な「軍隊」の標題を持つ交響曲第100番があり、他には16番と37番や78番も収録されている。
聴きどころとしてもこの4曲の中では特に有名な「軍隊」が該当するだろう。
他の3曲と似ている部分も存在するがやはり違う。2楽章の行進は近年の行進曲にはないカッコ良さが備わっている。
まさに歴史を耳で聴いている。そんな感覚に近いだろう。

今回の第7弾にあたるハイドンマラソンが発売されたのがちょうど1年前の4月。
あと2回分でようやく追いつく形になるが、コロナによる影響もあるためすぐには続きが発売されるわけではないと考えられる。
なので、第9弾まで聴き終え次第第1弾から復習したいと思う。
そうすることによってよりハイドンへの興味も湧くだろうというのが一つの考えである。
時期的に終息しつつあるとはいえまだ油断はできないので、今じっくりクラシックをもっと勉強していきたいと思う。