クラシック名盤ヒストリア@毎日投稿中!!

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こちらはクラシック音楽のCDの名盤をレビューするブログです!
年間500枚以上クラシック音楽のCDを購入します。
好きな作曲家はマーラー、ストラヴィンスキー、ブルックナー、三善晃、ショスタコーヴィチなど
吹奏楽を中心にトランペット演奏の他、作曲なども行います。


尚美学園大学/芸術情報学部/音楽表現学科/音楽メディアコース卒業、トランペット、作曲、編曲、DTM


 みなさんこんにちは😃本日ご紹介していくのは、ジェームズ・レヴァイン&ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によるマーラー交響曲第2番「復活」です。1989年のザルツブルク音楽祭でのライヴで、レヴァインにとっては1977年に続き2度目の演奏となっています。若き日のレヴァインによる活力のある素晴らしい名演を取り上げていきます。



「ジェームズ・レヴァイン指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」


マーラー作曲:

交響曲第2番 ハ短調「復活」




 1965〜1999年の間にウィーン・フィルはザルツブルク音楽祭にて5度にわたるマーラーの「復活」を演奏している。そのうちレヴァインは1977,1989年にそれぞれ指揮を行った。同時期でいえば、1989年2月にイスラエル・フィルともマーラーの「復活」を演奏しており、演奏時間含めて7分ほどウィーン・フィルの方が長い形となっている。



・マーラー:交響曲第2番「復活」


録音:1989年8月19日(ライヴ)



・キャスリーン・バトル(ソプラノ)

・クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ)

ウィーン国立歌劇場合唱団



 第1楽章より金管楽器の咆哮、低弦を筆頭とした弦楽器による分厚い重音、打楽器による強烈な打撃などオーケストラの一体感を強く感じる爆発的なエネルギーを演奏から通して聴くことができる。テンポの緩急に関しても繰り返して変化していくため、その勢いに圧倒されてしまうかもしれないが、ライヴならではの細かいダイナミクスと音の波を23分間味わうことができるので非常に素晴らしい爆音であった。


 第2楽章に入ると第1楽章とは対照的に優美で弦楽器と木管楽器を軸とした美しい音色と響きが功を奏する演奏となっている。もちろん「緩→急」へと向かった瞬間の緩急、ダイナミクス変化の勢いの良さは変わることなく演奏が行われているため、慎重に聴こえながらも内側に秘めた爆発的エネルギーの核は失われていないと考えて良い。


 第3楽章はこれまでの勢いの良さからなる推進力溢れるエネルギーを勢いだけではなく、冷静さも含めて落ち着きを持たせた感覚を覚える。ダイナミクス変化に関してはより一層細かさからなるサウンドを聴くことができ、その中でも弦楽器や木管楽器の音色は美しく奏でられている。ティンパニの打撃についてもバランスの良さが伺える。


 ややテンポの緩急が前向きに進められる第4楽章「原光」。クリスタ・ルートヴィヒの存在感ある太く、伸びやかな歌声とウィーン・フィルによる調和的ながらも躍動感のあるサウンドが非常にマッチしている。ややテンポの速い場面もあるため、いつもより短く聴こえる印象も少なくはない。


 第5楽章、やはり合唱が入ってからと入る前からではその世界観におけるダイナミクスや響きには大きな違いが生じている。空間的な広がりとしてはやはり後半以降が壮大なるスケールから演奏が展開されており、バランスが取れている。静寂の中で合唱や舞台裏の金管楽器群などによって演奏される荘厳的な音色、歌声、響きはウィーン・フィルならではの音であると感じ取ることができると同時に、素晴らしいサウンドが奏でられている。



 レヴァインによる演奏は先日ベルリン・フィルとのシューマン交響曲全集を取り上げたばかりだが、マーラーは久しぶりに聴いた。やはり以前聴いた時の感覚と現在の感覚が異なっていることもあって、非常にスムーズで聴きやすい名演となっていたことは間違いではない。



https://tower.jp/item/2935582











 みなさんこんにちは😃本日ご紹介していくのは、フレデリック・フェネル&クリーヴランド管弦楽団管楽セクションによるホルスト、バッハ、ヘンデルの吹奏楽曲を取り上げていきます。曲目としては、ホルストの吹奏楽のための第1組曲、第2組曲、バッハのオルガンのための幻想曲ト長調よりグローヴマン、ヘンデルの「王宮の花火の音楽」です。吹奏楽の巨匠的指揮者であるフェネルによる至極の名盤をみていきます。



「フレデリック・フェネル指揮/クリーヴランド管弦楽団管楽セクション」


ホルスト作曲:

吹奏楽のための組曲第1番 変ホ長調作品28-1
吹奏楽のための組曲第2番 ヘ長調作品28-2



バッハ作曲:

オルガンのための幻想曲 ト長調 BWV572よりグローヴマン



ヘンデル作曲:

王宮の花火の音楽




 フェネルは東京佼成ウインドオーケストラ含めて数多くの吹奏楽団と共演を行い、吹奏楽の古典的な作品を数多く演奏した。あくまで個人的な見解だが、その中でも当盤に収録されている演奏は群を抜いた素晴らしさを感じ取ることができると考えている。SACDハイブリッド仕様の高音質盤は残念ながら手に入れることはできていないが、まずは演奏を楽しんでいきたいと思う。




・ホルスト:吹奏楽のための第1組曲


録音:1978年4月4,5日


 フェネルによるホルストの第1組曲は何種類か録音が東京佼成含めて何種類か存在しているが、個人的にはこのクリーヴランド管弦楽団管楽セクションによる演奏が一番好みのようにも思える。というのも録音によってはテンポが極端に速いものもある。演奏からは各曲ごとに明確かつ存在感のあるダイナミクス変化をパワフルかつ生き生きとした活発力を演奏から聞くことのできるエネルギッシュなサウンドを聴くことができるのはこの録音であると考えた。金管楽器と打楽器の歯切れ良さは随一の良さがあると言えるだろう。



・ホルスト:吹奏楽のための第2組曲


録音:1978年4月4,5日


 第1組曲のみだけでは足りないので、第2組曲も一緒に収録されていることで安心感を覚える。今回の演奏では金管楽器と打楽器による歯切れの良い明るいサウンドはそのままに、各曲ごとにテンポの緩急を含めた明確なダイナミクス変化を細かく軽快な音色と響きと共に演奏を楽しむことができる。全体を見渡しながら演奏を聴くことができるようになっているため、シンプルに聴きやすい演奏である。



・バッハ:幻想曲ト長調


録音:1978年4月4,5日


 バッハによるオルガンのための幻想曲グラーヴマンを吹奏楽編曲した作品。その重厚的かつ分厚いスケールを描いたテンポの重みは、聴き手を圧倒する非常に素晴らしい音の重みを味わうことができるようになっている。全体のバランスを金管楽器が軸となって演奏を繋げているということもあって、その荘厳的な響きにはうっとりしてしまうだろう。



・ヘンデル:王宮の花火の音楽


録音:1978年4月4,5日


 ここまでに聴いた吹奏楽曲とはまた違う美しい金管楽器の音色、響きを余すことなく味わうことができる。近年における作品は技術的な面が非常に強い印象を受ける演奏が多々見られるが、今回の演奏では豊かな音色と共にトランペットなどの金管楽器による高音域の美しい音色が非常に功を奏する形となっている。



 フェネルによる吹奏楽の名盤はまだまだ聴いていない演奏が多々ある。演奏する曲をフェネルによる録音があればその都度聴いているが、それ以外ではあまり聴くこともないので、今後それを少しずつ増やせればと考えている。東京佼成との演奏も探しつつ、他の楽団との名盤を探していきたいものだ。



https://tower.jp/item/167277













 みなさんこんにちは😃本日ご紹介していくのは、ヨン・ストゥールゴールズ&BBCフィルハーモニックによるショスタコーヴィチ交響曲第2番「十月革命に捧ぐ」、第5番です。これまでも両者によるショスタコーヴィチの交響曲録音は何種類か発売されてきましたが、ついに交響曲第5番が登場しました。今注目すべきショスタコーヴィチ録音の最新盤を取り上げていきます。



「ヨン・ストゥールゴールズ指揮/BBCフィルハーモニック」


ショスタコーヴィチ作曲:

交響曲第2番 ロ長調作品14「十月革命に捧ぐ」
交響曲第5番 ニ短調作品47




 ストゥールゴールズ&BBCフィルによるショスタコーヴィチの交響曲録音は、交響曲第1番、第3番、第11番、第12番、第13番、第15番が現在までに録音されており、今回第2番、第5番が加わることとなる。当初は「CHANDOS」から発売されたネーメ・ヤルヴィ&スコティッシュ・ナショナル管による交響曲録音のやり直しを行うのが目的だったものの、その評判の良さから両者による全集録音が行われている最中である。



・ショスタコーヴィチ:交響曲第2番「十月革命に捧ぐ」


録音:2025年2月1日


 前衛的な作品である第2番だが、今回の演奏において進行としては非常にスムーズな足運びとなっており、ダイナミック・レンジの幅広さが増したSACDハイブリッド仕様の高音質盤ということもあるため、冒頭の弦楽器による複雑な音の並びが明確に聴き取れるほどとなっている。また、合唱が加わる終盤においてもその空間的な音響としての響きの美しさには圧倒させられるものがある。オーケストラとの一体感が非常に素晴らしいサウンドをつくりあげ、サイレンの音もどこか狂気を感じ取るような印象も受けなくはない。細かいダイナミクス変化が重要な特徴と言えるこの曲を最新の高音質盤で楽しむことができたのは非常に大きい。




・ショスタコーヴィチ:交響曲第5番


録音:2025年1月30〜31日


 第1楽章が始まった瞬間に弦楽器の引き締まった音色を筆頭として、オーケストラ全体のサウンドが同曲録音と比較した際、全くと言って良いほどのキレ味のきいた響きと細かいダイナミクス変化を演奏から通して聴くことができるようになっていた。テンポの揺らぎや細かい溜め、遅めなアプローチを特に第2楽章や第4楽章で聴くことができ、それによる深みあるサウンド、オーケストラ全体における一体感の良さを含めて非常に素晴らしい第5番の演奏となっていた。



 ストゥールゴールズ&BBCフィルによるショスタコーヴィチ交響曲全集への道。まだ半分とまではいかないかもしれないが、個人的には第4番、第7番がどのような世界観となってその演奏を聴くことができるようになるのか非常に楽しみで仕方がない。またそのうち発売されると思われるので、その時まで次はどの交響曲が発売されるのか楽しみに待ちつつ、過去の録音も聴きながら待ちたいと思う。



https://tower.jp/item/7963856











 みなさんこんにちは😃本日ご紹介していくのは、今話題であるワーグナーの歌劇「さまよえるオランダ人」。数ある名盤から取り上げるのは、ヘルベルト・フォン・カラヤン&ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団による録音です。1981,82,83年という3年かけて録音された演奏で、多くのワーグナー・オペラを録音してきたカラヤンが最後にてがけた演奏となっています。カラヤンによる重厚的なスケールを持って楽しむことができる名盤を取り上げていきます。




「ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団」


ワーグナー作曲:

歌劇「さまよえるオランダ人」




 カラヤンによるワーグナーといえば、旧EMIに残された管弦楽曲集や「ニーベルングの指環」、「パルジファル」、「タンホイザー」、「ローエングリン」、「ニュルンベルクのマイスタージンガー」、「トリスタンとイゾルデ」などがある。その中で最後に録音されたのが、この「さまよえるオランダ人」である。




・ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」


録音:1981年12月2〜9日、1982年3月28日、1983年9月19日



・オランダ人:ジョゼ・ヴァン・ダム

・ゼンタ:ドゥニャ・ヴェイソヴィチ

・ダーラント:クルト・モル

・エリック:ペーター・ホフマン

・舵取り:トマス・モーザー

・マリー:カヤ・ボリス

ウィーン国立歌劇場合唱団



 3年をかけてカラヤンがベルリン・フィルと録音した「さまよえるオランダ人」の演奏が収録されている。1982年に関してはザルツブルク祝祭大劇場で行われた。その分厚く伸びやかでダイナミックなサウンドを聴くことができる圧倒的なベルリン・フィルと豪華な歌手たちの歌声には、つい聴き入ってしまうものがある。序曲だけでも壮大なスケールを持って演奏を楽しむことができ、ここまで重厚的なはじまりは過去に聴いたことがないような感覚を覚えて仕方がない。その後合唱や歌手たちが登場してからの世界観も非常に素晴らしい。年数をかけて演奏を作り上げたということもあって、その完成度も仕上げられているのがよくわかる。



 カラヤンのワーグナー・オペラは以前取り上げた「ニュルンベルクのマイスタージンガー」、「ワルキューレ」、「トリスタンとイゾルデ」のバイロイトライヴを聴いている。他のオペラ録音についても今後聴いてみたいと考えているので、また時間がある際に取り上げると思う。管弦楽曲集が非常に素晴らしかった分、オペラ本編はさらに楽しめた。カラヤンのワーグナーはいつも聴く時に変化を与えてくれる。



https://tower.jp/item/585019












 みなさんこんにちは😃本日ご紹介していくのは、ジェームズ・レヴァイン&ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団によるシューマン交響曲第2番、第3番「ライン」です。昨日取り上げた交響曲第1番、第4番の続きにあたる当盤は、第2番がマーラー版で録音されているという面もあり、非常に面白い演奏となっています。



「ジェームズ・レヴァイン指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団」


シューマン作曲:

交響曲第2番 ハ長調作品61


交響曲第3番 変ホ長調作品97「ライン」




 レヴァインがフィラデルフィア管弦楽団とシューマン交響曲全集を完成させてから、ベルリン・フィルとレヴァインにとって2回目に当たるシューマン交響曲全集を録音した。今回シューマンの交響曲を聴こうとしたきっかけは当盤に収録されている第3番が理由でもあったので、楽しんで聴きたいと思う。




・シューマン:交響曲第2番


録音:1987年11月


 他の番号付き交響曲と違い、マーラー版であるということが大きな特徴であるため、オーケストレーションの細かい違いからなるスケール感などが独特である。分厚さも多少あるが、どちらかといえば推進力や躍動的な面が強く押し出されている印象であり、後味もスッキリとしている。音のまとまりとしても群的な要素も含みつつ強烈な音の波を演奏から通して聴くことができるようになっているため、濃厚さはなくなったがキレ味がプラスされた第2番と言えるかもしれない。




・シューマン:交響曲第3番「ライン」


録音:1987年11月


 今回この交響曲第3番「ライン」を聴きたいと思ったことがきっかけでシューマンの交響曲全集を取り上げることにした。レヴァイン&ベルリン・フィルによる演奏として、意外にも分厚いスケールや優雅な音色からなる音よりも個人的にはバランスの取れた美しさが明確に楽しめたという印象に近いと思えた要素が非常に大きい。それは各楽器ごとにおけるアンサンブルが功を奏する演奏である。



 レヴァインによるベルリン・フィルとのシューマン交響曲全集、シューマンの交響曲自体久しぶりに取り上げるということもあって聴いている間は非常に楽しかった。レヴァインとベルリン・フィルの相性も演奏から聴いている限りよかったと考えられる。またシューマンの交響曲に関しては取り上げる予定だ。



https://tower.jp/item/3629570?srsltid=AfmBOopyFlDYkA1RIVtc6fawarIKT87FrHPPgrYnwxifG5YVUGd-UZGz












 みなさんこんにちは😃本日ご紹介していくのは、ジェームズ・レヴァイン&ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団によるシューマンの交響曲第1番「春」、第4番、「マンフレッド」序曲です。タワーレコード限定でも復刻発売されたもので、交響曲第2番、第3番は別で発売されています。まずは第1番、第4番を本日取り上げます。



「ジェームズ・レヴァイン指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団」


シューマン作曲:

交響曲第1番 変ロ長調作品38「春」
交響曲第4番 ニ短調作品120
「マンフレッド」序曲 作品115




 レヴァインによるシューマン交響曲全集といえば、フィラデルフィア管弦楽団による録音を1977〜1978年にかけて行っている。その後録音された2回目の録音が当盤に収録されたベルリン・フィルハーモニー管弦楽団との演奏である。交響曲第2番がマーラー版を使用しているということもあって、注目的な演奏である形となっている。




・シューマン:交響曲第1番「春」


録音:1990年11月23〜25日


 かつてカラヤン&ベルリン・フィルによるシューマン交響曲全集をはじめて聴いたのがシューマンの交響曲を知るきっかけとなったのだが、ダイナミック・レンジの幅広さからなる分厚いスケールを弦楽器によるどっしりとした土台のもと奏でられている音色を聴くことができることもあって、これには驚かれた部分が多かったがこれを聴きにきたという感覚を同時に味わえたのは間違いない。冒頭のトランペットによるファンファーレも優雅であり、オーケストラ全体におけるサウンドの統一感は非常に素晴らしく、機動力としても抜群に良い。何より金管楽器の音色が非常に豊かな音色で分厚いこともあって全体のサウンドがまろやかに聴くことができるというのも非常に聴きやすいというもの。




・シューマン:交響曲第4番


録音:1990年11月23〜25日


 オーケストラによる一体感が非常に素晴らしく、自由自在に音色が奏でられている美しさを余すことなく味わえる演奏である。第1番で聴くことができた分厚いスケールもあるが、各楽章ごとに明確なテンポの緩急に優れたダイナミクス変化などを聴くことができることもあり、より強固な一体感を感じ取ることのできるサウンドを聴くことができる。レヴァインがベルリン・フィルを見事に乗りこなしているということにも繋がるのだろう。細かいテンポの揺らぎを含めた緩急が非常に素晴らしいシューマンの世界を創り上げている。




・シューマン:「マンフレッド」序曲


録音:1990年11月23〜25日


 交響曲を聴き終えた後に収録されているということもあって、そのエネルギーを引き継いだまま聴くことができる勢いの良さからなる躍動感による弦楽器、金管楽器による強烈なサウンドが非常に素晴らしい。太い弦の音に合わせて迫ってくる臨場感溢れる音色の良さが功を奏する演奏である。




 レヴァインによるベルリン・フィルとのシューマン交響曲全集をまずは第1番、第4番から取り上げた。また明日第2番、第3番を取り上げる予定だが、久しぶりにシューマンの交響曲を聴くことができて今は非常に満足している。またシューマンの交響曲に関しては取り上げたいと考えているので、流れ的にもレヴァイン&フィラデルフィア管弦楽団との録音を後日聴きたいと思う。



https://tower.jp/item/3629736?srsltid=AfmBOorOOzfgfEq9ynvLFz0zP6WkPBHT3M4Br3kRJlLsj62ST9Ri4Io9












 みなさんこんにちは😃本日ご紹介していくのは、2026年に楽壇生活60周年を迎えた記念盤としてタワーレコードから復刻された徳永二男さんによるハチャトゥリアンのヴァイオリン協奏曲、サン=サーンスの序奏とロンド・カプリチオーソ、ビゼーの「アルルの女」第1組曲、第2組曲です。いずれも指揮をしているのは秋山和慶で、ハチャトゥリアンとサン=サーンスは東京交響楽団、ビゼーは東京フィルハーモニー交響楽団がそれぞれ演奏しています。



「徳永二男(ヴァイオリン)、秋山和慶指揮/東京交響楽団」


ハチャトゥリアン作曲:

ヴァイオリン協奏曲 ニ長調(本来はニ短調、オリジナル作品でニ長調と表記されたものを使用)


サン=サーンス作曲:

序奏とロンド・カプリチオーソ



「秋山和慶指揮/東京フィルハーモニー交響楽団」


ビゼー作曲:

「アルルの女」第1組曲、第2組曲




 徳永二男さんのデビュー盤となったハチャトゥリアンを初デジタル化としている当盤。杉並公会堂にてセッション録音が行われたヴァイオリン協奏曲となっており、オイストラフやコーガンなど当時を代表とする有名なヴァイオリニストたちも来日時に演奏していたことから親しみある協奏曲となっていた。




・ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲


録音:1971年3月16〜18日


 ダイナミック・レンジの幅広さが2025年最新マスタリングが施されたことによって、非常に分厚いヴァイオリンの音色とオーケストラとの調和的であり強烈なサウンドとなって奏でられている。各楽章ごとに印象的な場面が多く存在しており、技巧が光る面も含めて非常に聴きごたえを強く感じ取ることができる。第3楽章では推進力を感じ取ることのできるような疾走感あるテンポと同時に、徳永さんが奏でる独特にも近いヴァイオリンの音色とオーケストラが奏でる音色が交差している感覚を覚えるので、聴きごたえとしても充分に楽しめる。



・サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ


録音:1973年1月24日


 1973年にコンピレーション盤の1曲として発売されたきりだった幻の音源とされているこの曲。演奏として、ダイナミック・レンジの幅広さが功を奏する形となったこともあり、徳永さんのヴァイオリンとオーケストラの音色が見事に合わさった瞬間を余すことなくたっぷりと味わうことができる。このやや暗めな音色かつ芯のある分厚い太い音が普段聴き慣れた華麗な曲をまた一つ新しい世界へと導いてくれる感覚へと誘ってくれるだろう。





・ビゼー:「アルルの女」第1組曲、第2組曲


録音:1974年9月27日(第1組曲)、1970年9月6日(第2組曲)


 1975年に一度市販されたこちらも幻の音源とされている。小学校教科書の鑑賞教材として別々に録音された演奏となっている。弦楽器の音色が一貫として特徴的な太い音として展開されており、2025年最新マスタリングが施されたことによってそれを余すことなく味わえるようになっているのも大きなポイントと言えるだろう。何よりオーケストラ全体における統一性が明確であるため、よりダイナミックなサウンドからなる演奏を聴くことができるようになっている。特に有名である前奏曲やファランドールではオーケストラ全体が群としての分厚いスケールを描き、フルートの音色が美しく奏でられるメヌエットでは伸びやかに、かつ自由に演奏が行われる。


 

 徳永さんのデビュー盤となったハチャトゥリアンのヴァイオリン協奏曲。初めて聴いた作品だが、非常に面白い演奏となっていた。徳永さんの演奏もあまり聴いていなかった分、楽しめた気がしているので他の演奏についても今後積極的に取り上げていきたいと思う。



https://tower.jp/item/7922818









 みなさんこんにちは😃本日4月5日は、「takt op. 運命は真紅き旋律の街を」にて登場するキャラクターであるこうもりの初戦日です。こうもりはその名前の通り、ヨハン・シュトラウス2世が作曲した喜歌劇「こうもり」の力を宿したムジカートです。そんな本日ご紹介していくのは、アンドレ・プレヴィン&ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が両者初となるオペラ録音となった喜歌劇「こうもり」です。歌手陣も素晴らしい面々が揃っており、豪華であることが指摘されます。これこそ初戦日に取り上げるにふさわしい名盤であると言えるでしょう。




「アンドレ・プレヴィン指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」


ヨハン・シュトラウス2世作曲:

喜歌劇「こうもり」




  こうもりは科学者的な立ち位置で様々な発明をしているが、他人をからかいがちである。非常におしゃべりな面もあり、道化師に近い。ベルリン・シンフォニカ所属のコンダクター見習いアヴリル・バーグマンと行動を共にしている。声優は朝井彩加さんが担当している。代表作は「新妹魔王の契約者」より成瀬澪役。「響け!ユーフォニアム」より加藤葉月役。「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」より薬膳楠莉役。




・ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇「こうもり」


録音:1990年11月


 ロデリヒ・ベンディックスの喜歌劇「牢獄」に基づいて、アンリ・メイヤックとリュドヴィック・アレヴィが執筆した喜劇「夜食」を原作とした「こうもり」。1874年に作曲し、4月5日に初演が行われた。ウインナ・オペレッタの最高峰とも言える作品として知られており、「オペレッタの王様」とも呼ばれている。序曲と全3幕からなる喜歌劇。



〜あらすじ〜

 ガブリエル・フォン・アイゼンシュタインの妻ロザリンデは困ったことに直面していた。夫が役人を殴ってしまい、5日間の禁固刑を申し渡されてしまった。アイゼンシュタインは刑の取り消しを要求するが、ブリント博士の下手な弁護によって刑期が伸びてしまう。5日間の禁固刑が8日間になってしまった。さらに災難は続き…




・ロザリンデ:キリ・テ・カナワ(ソプラノ)

・アイゼンシュタイン:ヴォルフガング・ブレンデル(バリトン)

・フランク:トム・クラウセ(バリトン)

・オルロフスキー:ブリギッテ・ファスベンダー(メゾ・ソプラノ)

・アルフレート:リチャード・リーチ(テノール)

・ファルケ:オラフ・ベーア(バリトン)

・ブリント:アントン・ヴェンドラー(バリトン)

・アデーレ:エディタ・グルベローヴァ(ソプラノ)

・イーダ:カリン・ゲットリング(ソプラノ)

・フロッシュ:オットー・シェンク(語り)

ウィーン国立歌劇場合唱団




 「こうもり」含めてヨハン・シュトラウス2世作品はウィーン・フィルにとって年始に行われるニューイヤー・コンサートで十八番とも言うべきウィンナ・ワルツが奏でられるオペレッタ。その安定感も含めて優美な音色と緩急、豪華歌手陣による伸びやかで華やかな歌声など聴き入ってしまう場面が多々ある。それをプレヴィンが指揮しているということもあって、親しみを持って聴きやすい演奏が展開されている。演奏時間もさほど長くないこともあり、スッキリとした透明度の高い演奏を聴くことができるのもプレヴィンならではと言えるだろう。



 さて、4月に初戦日を迎えるムジカート1人目はこうもりだった。今月初戦日を迎えるムジカートとしては残り3人。アートワークが発売されたことによって、新たに2人加わる形となったのでその2人についても後日記念ブログとして取り上げたいと思う。何にせよファンの声が公式にも届き、復活も現実になりそうなところまで来ている。今後も新しい情報がきっと流れてくるはずなので、続報を待ちたい。



https://tower.jp/item/2594130











 みなさんこんにちは😃本日ご紹介していくのは、シャルル・デュトワ&モントリオール交響楽団によるショスタコーヴィチ交響曲第1番、第15番です。以前取り上げたショスタコーヴィチ交響曲第5番と第9番以外に録音されていた両者による録音で、タワーレコード限定でも復刻が行われました。最初と最後の交響曲を収録していて、似たような世界観を感じさせるアプローチによって演奏が展開されているのも大きなポイントと言えるかもしれません。



「シャルル・デュトワ指揮/モントリオール交響楽団」


ショスタコーヴィチ作曲:

交響曲第1番 ヘ短調作品10


交響曲第15番 イ長調作品141




 デュトワ&モントリオール響が得意とする近代を代表とする作曲家ショスタコーヴィチ。当ブログでは以前交響曲第5番&第9番を取り上げている。今回は交響曲第1番と第15番。独特なアプローチからなる非常に素晴らしい演奏を聴くことができるようになっている。現在では廃盤となっているため、手に入れづらいのが少々残念だ。




・ショスタコーヴィチ:交響曲第1番


録音:1992年5月15,22日


 テンポの緩急が明確であり、「緩→急」へと変化した際の鋭さとキレ味の良さは他の演奏にはないものとなっている。勢いの良さが増したとしても、オーケストラ全体において細部まで細かく聴き込める。もちろんテンポの速い箇所だけではなく、それ以外の場面でも細かく演奏されているため、アプローチとしては後の交響曲寄りで展開されたショスタコーヴィチ作品の演奏に近い。




・ショスタコーヴィチ:交響曲第15番


録音:1992年5月15,22日


 室内楽寄りのオーケストレーションからなる演奏ではあるが、第1番を聴き終えた後に第15番を聴くと近しいものを感じなくもない。編成が近いこともあるかもしれない。しかし、この現代的な響きや引用された旋律の違和感のなさも含めてキャッチーな面白さからなる演奏を聴くことができる。細部まで細かく演奏が作り込まれていることも含めて明確さと明瞭さをあわせ持つ演奏となっているため、第1楽章から第4楽章までそれぞれの楽章の面白さを体感できる素晴らしい名盤である。



 デュトワによる優美であり、キレ味も含めた緩急が明確で素晴らしいショスタコーヴィチ録音だった。他の交響曲も聴きたかったが、続かなかったのが残念である。しかし、フランス音楽を中心として素晴らしい名盤もあるが、チャイコフスキー後期三大交響曲も録音されているのでいずれそちらも取り上げてみたいと考えている。



https://tower.jp/item/3896375












 みなさんこんにちは😃本日4月3日は作曲家ヨハネス・ブラームスの命日です。今年で没後129年になります。そんな本日ご紹介していくのは、カルロ・マリア・ジュリーニ&ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によるブラームスの交響曲第1番。ドイツ・グラモフォンに交響曲全集を録音しており、当盤はその一部となります。残りの交響曲も取り上げますが、まずは第1番をみていきましょう。



「カルロ・マリア・ジュリーニ指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」


ブラームス作曲:

交響曲第1番 ハ短調作品68




 ジュリーニによるブラームスは、過去にタワーレコード限定SACDハイブリッドで復刻されたシカゴ交響楽団との交響曲第4番を取り上げているが、フィルハーモニア管弦楽団とも他の交響曲を録音している。2回目の録音となる。晩年の演奏ということもあって、テンポはやや遅めな印象を受けなくもない。




・ブラームス:交響曲第1番


録音:1991年4月


 第1楽章冒頭より分厚めな固さのあるスケールによって始まり、濃厚にも感じられるような芯のあるウィーン・フィルのサウンドを聴くことができる。ややテンポとしては重めとなっている。弦楽器が土台になっていることもあるわけだが、ホルンなどの金管楽器の音色も重心が低くなっており、より一層聴きごたえのある演奏となっているのはわかる。ティンパニの音が何よりその重みを象徴していると言える。


 第2楽章では弦楽器と木管楽器によるやや遅めのテンポからなる濃厚なスケールによる演奏が非常に功を奏する形となっており、ダイナミック・レンジの幅広さが生かされた空間的な美しさも味わえるので楽しめる。ホルンやヴァイオリンをはじめとして、奥深い豊かな音色には思わず酔いしれてしまいそうだ。


 第3楽章はゆったりとしたテンポから伸びやかであり、豊かな音色と響きを余すことなく味わうことができる。オーケストラ全体としても音色の統一感あるサウンドとなっている。木管楽器による調和的で透明度の高い美しい音色も功を奏する形となっており、心が安らぐ感覚を覚えた。


 第4楽章は重々しさが他の楽章よりも全面的に明確な形となっており、濃厚かつ芯のある演奏を余すことなく味わうことができるようになっている。その重厚感と分厚いスケールを弦楽器が奏でていることによって、長大な演奏を楽しむことができるようになっている。



 ジュリーニによるブラームスの交響曲はいつか取り上げなければならないと考えていた面もあるので、今回取り上げることができてよかった。残り3曲の交響曲についてはまた後日取り上げていくが、久しぶりに素晴らしいブラームスの交響曲を聴くことができて今は非常に満足している。



https://tower.jp/item/3351597