前回の記事で屋根を取り付けてボディの形がほぼ出来上がったので、車体のディテールを追加しました。

 

まずドアのモールドです。側板に関してはドアのモールドはプラ板を切り出す時点ですでにスジボリ済みですが、ドアの上部は屋根肩のクォーターラウンド棒の部分に達しているので、ここのスジボリはボディ組み立て後に行います。

プラペーパーでドア上部の形に合わせたテンプレートを作り、これをガイドにスジボリします。

 

良い感じにスジボリができました。

左は952形で、ドアの四隅にRが付いています。右は953形で、ドアの四隅は角ばっています。

 

952-1、952-4、953-5の3両はドアの下にステップが付いているので、再現しました。

STAR21はフル規格の新幹線車両としては車体幅が狭いので、ホームとの隙間を埋めるためのものと思われます。

 

屋根上のすべり止めはt0.1プラペーパーを貼り付けて再現しました。

プラペーパーは薄いため接着剤が多すぎるとしわができてしまい、E331系の屋根ランボード製作時は苦労しました。

今回は接着剤の量を必要最小限にするように注意しながら貼り付けました。

 

 

続いて、先頭部の仕上げに進みます。

 

952-1先頭部の下部パーツ。

スカートとも違うし、なんと表現したらいいんでしょうね。

 

上記のパーツを952-1ボディ下面に取り付け、接合部が滑らかにつながるようにエポパテを盛り付けて成形します。

スノープラウも取り付けます。

 

952-1の先頭部が仕上がりました。

ボディ下部をえぐるようにスノープラウが取り付けられているのが特徴です。

 

続いて953-5。先頭部車体裾の車体外板を接着します。後にサンドペーパーで削って丸みを付けるので、削り代として裏からプラ板を貼り重ねています。

スノープラウの取り付け座も接着します。グレーの部分はウェーブの三角棒(断面が30°・60°・90°の三角形)です。

 

鼻先の上部から車体下面に回り込むようにプラ板を接着します。

 

赤丸で囲った部分は、屋根肩と同じく2.5mmクォーターラウンド棒を使用。

 

サンドペーパーで削り、丸みを付けます。

スノープラウも取り付けます。

 

953-5の先頭部が仕上がりました。

952-1よりも平面的でシンプルですが、スノープラウ周辺は微妙なラインの曲線を描いており、決して簡単な工作ではありませんでした。

 

2種の先頭車を並べてみました。新幹線をフルスクラッチするのは今回が初めてですが、実車の特徴を出すことができたと思っています。今年の正月休み、時間をかけて構想を練った甲斐がありました。

 

早く塗装したいですが、床下や屋上機器の製作がまだ残っています。