今日から6月になってしまいました。早いですね。

現在製作を進めているSTAR21は昨年末に設計を開始したので、もう半年経過したことになります。

今回はいよいよ先頭部の組み立てです。

 

まず952-1から。

この車両は先端部に細長いライトケースが配置されたデザインです。実車のフォルムを再現しつつ、内部にライトユニットを取り付けるスペースを確保しなければならないので、設計に苦労した部分です。

まず、ライトケース部を接着してノーズ部分の車体幅を確定させます。そして、車体断面形状を保つための補強板を接着します。

 

「顔」の部分は、丸みを付けたt0.3プラ板を2枚重ねて接着します。300系のような長方形の連結器カバーがあるので、この時点でスジボリしておきます。

 

ここまで来ると、一目でSTAR21と分かります。

まだカクカクしているので、これから角の部分をペーパーで削って丸みを付けていきます。

 

この車両、シンプルなようで複雑な造形をしています。

平べったい顔に見えますが、実は曲面であり見る角度によってフロントガラスの形状が変わります。

フロントガラスは前から見ると上辺は曲線、下辺は直線です。しかし上から見ると関係が逆転し、上辺は直線、下辺は曲線になります。

このような形状を実現するために、設計段階で各パーツの曲率について入念な計算を行っています。

 

続いて953-5。

こちらは先頭部側面から上面につながる部分に、屋根肩と同じく半径2.5mmのクォーターラウンド棒を使用しました。

 

「顔」の部分を取り付け。

この車両は952-1と比較して複雑な曲面は少なく、ライトユニットのスペースも余裕があるので比較的製作が容易でした。

おでこ部分は屋根板と一体成型、鼻先は車体下面と一体成型で作る予定なので、現時点では952-1ほど顔が出来上がっていません。

 

先頭部の工作がひと段落したので、屋根板を取り付ける準備をします。

 

屋根板の形状を支えるため、屋根のRに合わせて切り出した補強板を接着。

 

先頭車は、検電アンテナを取り付けるための土台を作っておきます。

 

検電アンテナの取り付けテスト。きつすぎず緩すぎず、ちょうどよい塩梅で差し込むことができました。

検電アンテナはKATOのEH800用です。

 

STAR21製作プロジェクト開始から約半年、だいぶ形になってきました。

 

 

次回は屋根板の取り付けです。