前回の記事では、952-2、952-3の2両の側構体を切り出したところまで紹介しました。

その後、残り7両の側構体の切り出しも進め、全9両分の切り出しが完了しました。

 

上り方先頭車の952-1。窓に加えて、乗務員扉の手すり取り付け部分とドアハンドル部分もくり抜いています。

 

953-2~4は連接車の中間車。新幹線でありながら18m級の短い車体です。

 

下り方先頭車の953-5。

952-1の乗務員扉は一般的な内開きドアであるのに対し、953-5の乗務員扉は客扉と同様にプラグドアを採用しています。手すりやドアハンドルが露出していないのですっきりしています。

 

952-2~5はドアの取っ手が目立つので、再現しました。0.4mmの穴を2つ開け、2つの穴をつなぐようにカットしました。

 

アルミハニカムパネル車体の952-4、953-1の2両は、他の車両と異なり丸窓です。窓抜きの際は、まず八角形にくり抜きます。

 

その後、2.5mmの円形テンプレートに沿って窓の四隅をデザインナイフでカットします。最後に細く丸めたサンドペーパーで切断面をきれいに仕上げます。

 

窓抜きが終了した952-4と953-1。ほかの車両と比較にならないほど窓抜きに時間を要しました。

 

9両分の側構体を並べました。各々車体長や窓寸法が異なり、バリエーション豊かです。

 

次は側構体を裏から補強した後、いよいよ車体を箱型に組んでいきます。