本日は久しぶりにNゲージの入線記事を書こうと思います。
KATOから特別企画品として発売された300系のぞみです。Models IMONで予約していて、本日受け取ってきました。
パッケージは車体の塗色をイメージした特別デザイン。実車のデビューから30年、引退から10年という節目の年にふさわしい、気合の入った製品です。
1セットで16両フル編成が揃います。
これにて300系はTOMIX、マイクロエース、KATOの3社競作となりました。JR型の新幹線車両で3社競作となったのはこれが初めてではないでしょうか。
プロトタイプはJR東海所属のJ21編成です。この編成の先頭車はリニア鉄道館に展示されていたことがありますが、700系と入れ替わりで展示を終了し、解体されてしまいました。
エッジの効いたシャープな顔つきがうまく再現されています。
4灯ライトの表現が極めて実感的です。明るさも十分。
4灯ライトは斜めから見ると良いのですが、正面から見ると歪んでしまいます。
テールライトはヘッドライトと比べると明るさが控えめです。
パンタグラフはシングルアームに交換後の姿を再現。パンタの形状は良いですが舟体の関節が緩いのが難点。
両脇の遮音版はユーザー取り付けパーツです。遮音版の色がグレーなのがJR東海車の特徴で、JR西日本車は白くなっています。
屋根上の滑り止めはザラザラのモールドで表現されています。
300系の屋根は真っ白で味気ないので、単調にならないように強めのモールドにしているように見えます。
ケーブルヘッドの形状は様々な種類があります。
カプラーはN700Aと同じ白いダイヤフラムカプラーです。
白よりグレーのほうが良かったのでは?
トイレタンクなど車端部の機器も再現されています。
台車のモールドが立体的で良いです。
床下機器のモールドも彫りが深く見ごたえがあります。スミ入れをすればさらに実感的な仕上がりになるでしょう。
方向幕シールと、屋根上の号車標記インレタが付属します。インレタが付いているKATO製品は初めて買いました。
方向幕はのぞみ・ひかり・こだまの主要な行き先が網羅されています。私の記憶の中の300系はひかり・こだまで運用されているイメージが強いですが、模型では花形ののぞみを貼ろうかと思います。
300系は数ある新幹線車両の中でも好きな部類なので、新規金型のハイクオリティな製品を手に入れられて満足です。
次は500系が欲しいな。
最後に実車の写真を。2006年(当時小学4年生)に博多南で撮影しました。JR西日本のF2編成です。
一緒に並んでいる700系、100系も既に過去の存在です。