少し遅くなりましたが、6月の新車を紹介します。

 

新型BRZです。実車は今年夏発売予定とアナウンスされており、実車よりトミカが先に発売されました。

 

BRZはトヨタとスバルが共同開発したFRスポーツカーで、初代の登場は2012年。今回の新型は初のフルモデルチェンジです。

初代から低重心がウリのクルマでしたが、新型ではさらに低重心化を徹底。ルーフをアルミ製とすることで重心高が4mm低くなりました。鉄のボディにアルミのルーフを接合するのは容易ではないようで、製造現場からは反対の声も上がったそうですが、開発陣の強い熱意により議論を重ねた結果実現したそうです。

 

通常版はブルー。やはりスバルと言えばこの色ですね。

 

エンジンは初代では2.0LのFA20だったのに対し、新型では排気量が拡大され2.4LのFA24となりました。この排気量拡大はボア径の拡大によるもので、エンジン全体の寸法と重量は初代からそれほど変化していないとのことです。

 

初回版は赤。赤の2ドアクーペはいかにもスポーツカーらしいです。

 

トランスミッションは初代と同じく6MTと6ATが用意されていますが、6ATではBRZで初めてアイサイトが装着されることになりました。

 

フロントグリルはスバルのデザインアイコンであるヘキサゴングリル。姉妹車であるトヨタ GR86との区別ポイントです。

新型は空力性能に非常にこだわっており、バンパー両サイドのダクト部分にはニュルブルクリンク24時間レースで得られた知見を反映したサメ肌加工が施されています(さすがにトミカでは再現されていませんが)。サメ肌の模様はBRZとGR86で共通ですが、両者で模様が刻まれている角度が違います。BRZはコーナーでの初期応答性を重視して模様が前方に20度傾斜して刻まれているのに対し、GR86は直進安定性を重視して水平に刻まれています。

 

リアのデザインはBRZとGR86で共通です。テールランプのデザインはレヴォーグとGRヤリスいずれにも通じる雰囲気です。

 

底面。実車のサスペンションは初代と同じくフロントがストラット、リアがダブルウィッシュボーンです。

 

初代と並べてみました。新型ではフロント先端の絞り込みが大きくなりより低重心をアピールする外観となっています。

 

フロントは新型のほうが柔らかい顔つきになりましたね。

 

新型はリアスポイラーがありませんが、ダックテール形状とすることでスポイラーと同等の効果を持たせています。

 

BRZのトミカは計7台となりました。初代前期型の初回版を持っていないのが残念。

 

GR86の製品化にも期待したいところです。