屋根とパンタグラフの加工を行いました。

 

まず先頭車の屋根を加工しました。E231系900番台は1~5号車が東急車輛製、6~10号車が新津製で、1号車と10号車で先頭部屋根のビードのパターンが異なります。東急車輛製は凸型のパータンにビードが入っています。製品の屋根は新津製がモデルなので、1号車の屋根は不要なビードを削って凸型のパターンを再現しました。

 

次にパンタグラフの加工です。E231系900番台のパンタはPS33で、量産車のPS33Bと比べると台座がコンパクトです。(こちらのサイトで詳しく解説されています)

 

PS33と同じ形状のパンタは販売されていないので、形状が似ているKATOの東京メトロ10000系用(品番14106-1F)を使用することにしました。

 

避雷器と台枠の突起をカットします。右が加工後です。

 

裏側の突起も邪魔なのでカットします。

 

パンタグラフの取り付け足のピッチが変わるので、屋根も加工していきます。

 

パンタ台座のモールドを削ります。

 

t0.1プラペーパーをエポキシ接着剤で貼り付けて、量産車よりも大きいパンタ土台を再現します。

 

土台はビード7本を跨いでいます。2つの土台に挟まれた部分はビード5本です。

この土台に、新たなパンタ取り付け穴を開けます。

 

穴開け用の治具を製作しました。t0.5プラ板に、パンタ取り付け足の位置に合わせてφ0.7の穴を開けたものです。

 

治具を屋根に固定し、治具の穴にピンバイスを差し込んでパンタ土台にφ0.7の穴を開けます。

 

ぴったりの位置に穴を開けることができました。

 

パンタ台座と避雷器台座を接着。

パンタ台座はKATOの209系500番台からおゆまるで型を取り、ポリパテで複製したものを加工して取り付けました。

避雷器台座はプラ材で作りました。

 

パンタグラフと避雷器を取り付けてみました。避雷器はTOMIXの209系0番台の付属品で、そのままだと取り付け足が長く屋根と干渉するため足を短くカットしています。

本当は配管の配置も異なる箇所がありますが、加工は見送ることにします。配管も正確に再現しようとすると、パンタ非搭載の屋根に自分でパイピングすることになると思います。