京葉線色6両の塗装剥離を行いました。総武線色や京浜東北線色の車両よりも塗膜が剥がれにくく、ワインレッドの帯は歯ブラシだけで完全に剥がれましたがシルバーはしぶとく、歯ブラシで落ちなかった部分は綿棒や爪楊枝でこすって落としました。それでもシルバーが残っている箇所もありますが大部分の塗装は剥がれたので十分でしょう。

 

209系500番台とE231系量産車の乗務員扉の比較です。

209系500番台はボディの裾絞りに沿って緩やかにカーブしていますが、E231系は角張っていて、扉自体がボディ表面から少し引っ込んでいます。

 

E231系900番台はボディ構造は209系500番台に準じているものの、厄介なことに乗務員ドアはE231系量産車と同じです。この写真ではドアが開いていてドア断面が見えるので、角張っている形状がよく分かります。

 

今回は209系500番台を種車にしているので、乗務員扉を交換する必要があります。

E231系のジャンク品を買ってきて乗務員扉を移植する手もありますが、乗務員扉のためにわざわざ車両を買うのはもったいないので、自作することにしました。

 

乗務員扉をくり抜きます。手すりは削らずに残しておきます。

 

プラ素材で自作したドアをはめ込み、流し込み接着剤で固定しました。ドア下部の手掛けは、塗装後にメタルインレットを貼って再現しようと思います。ドアノブは小さすぎるので省略しました。

 

これで塗装作業に進むことができます。

もとの塗装を剥がして初めて分かったことですが、京浜東北線色の車両だけ成型色がベージュで、その他はグレーです。