本日も207系のディテールアップについて投稿します。
207系と209系の屋根板の比較です。左が207系、右が209系です。
209系は配管をスカイグレイで塗装しています。スカイグレイは明るいグレーなので、屋根との色の違いがはっきり判ります。
しかし207系はそもそも屋根色が明るく、ここにスカイグレイで配管塗装をしてもほとんど違いが分からないでしょう。
ネットで実車写真を調べてみると、207系は屋根と配管がほぼ同色の明るいグレーのように見えました。(屋根の汚れ具合によっては色合いが違って見えますが)
そこで、配管自体は塗装せずに、配管周囲をスミ入れしました。屋根色の明るいグレーとコントラストが付きすぎないようにするため、スミ入れ塗料は黒ではなくダークグレイを使用しました。
スミ入れ後、柔らかいチューブ状の部分をフラットブラック、配管止めをクロームシルバー、鍵外し線の碍子をホワイトで塗り分けました。
なかなか立体感のある仕上がりになりました。
クハ206の屋根からちょろっと出ている線はフラットブラックで塗りました。
クーラーは、妻面カバーをクレオスの灰色9号で塗装しました。そのままだと艶がありすぎるので、半光沢クリアーを吹きました。
クーラーはスミ入れしてから屋根に取り付けました。
ドアステッカーは世田谷総合車輌センターのインレタを使用。窓ガラスの裏にマスキングテープを貼り、これをガイドに高さを決めました。
乗務員ドア窓の下に飛び出している突起は、後に乗務員ステップを取り付ける際に干渉してしまうので切り落としました。この突起を切り取るとボディに取り付けた際にぐらつく可能性があるので、両面テープで固定するようにしました。
車体を組み戻してみました。色差しや各種標記の貼り付けを行ったことで情報量が増え、密度感のある仕上がりとなりました。
種別・行先表示はペンギンモデルのステッカーを使用しました。
独特なフォントの「普通」表示がかっこいいですね~ 明朝体の行先表示も渋いです。
優先席表示もペンギンモデル。マタニティマーク(薄いピンクの四角)はJR西日本のサイトに記載されていたものを縮小・加工し、印刷して貼り付けました。
女性専用車の青いドアステッカーは製品が見当たらなかったので、自作ステッカーで再現しました。床下カバーとパンタグラフは塗装のため取り外しています。
ドアステッカーの貼り付けパターンは時期によって変化があり、ここでは2013年~2014年頃の姿をイメージしています。
次は床下機器の加工・塗装に進みたいと思います。