最近の趣味活動はNゲージばかりでしたが、久しぶりにペーパークラフトを作りたい気分になったのでプリントアウトして組み立てることにしました。

 

Paper Replikaで公開されているFedExのマクドネル・ダグラスMD-11Fです。普通に印刷すると1/100スケールとなりますが、大きすぎるので縮小して1枚に2ページ分の展開図をプリントしました。面積が1/2になるので寸法は1/√2となり、縮尺は約1/141となります。

 

胴体から製作開始します。あとでオモリを内蔵できるように、この段階では機首を接着しないことにしました。

 

主翼の補強パーツ等はボール紙に印刷するように指示されています。1/100で2mmなので1/141では約1.4mmとなりますが、そんなに分厚いボール紙はないので、ペパクラ用紙に印刷して、これに薄いボール紙を何枚か貼り重ねて厚みを出すことにしました。

 

組みあがった補強パーツ。59と60の部品はあまり分厚いと機体に取り付けられなくなることが判明したため、ボール紙には貼り付けず、自分でのりしろを追加して接着しました。

 

補強パーツを胴体に取り付け、フェアリングを被せます。

 

胴体が組みあがったら翼とエンジンを作りますが、エンジンに設計ミスがありました。エンジン内径に対してファンブレードが小さく、隙間が空いてしまい接着できません。

 

たまたま家にあった黒い画用紙を丸く切り抜き、これにファンブレードを貼り付けて直径を拡大して解決しました。

 

第1・第3エンジンはインテーク内周部も寸法が足りず、わざとずらして接着しないと組み立てられませんでした。ちゃんと設計してくれよと思いました。

 

地上姿勢で作るので、しりもちをつかないように機体前方に紙を巻いて作ったオモリを取り付けました。このあと機首を接着し、ランディングギアを取り付けて完成です。

 

1週間かけて完成! 全長約43cm、全幅約36cmでなかなかのボリュームです。

 

モデルとなったN620FEは1999年に登録され、現在も現役で運航されています。

MD-11は旅客型はすべて退役しましたが、貨物型としては今でも多数の機体が使用されています。

 

今では希少な3発機。美しいシルエットですね。

 

下から見上げるように撮影すると、実機を見ているようで迫力満点です。かっこよくてニヤッとしてしまいます。

エンジンの設計ミスに手を焼きましたが、その苦労も報われます。

 

タイヤのトレッドは、説明書では丸く切り抜いた厚紙を貼り合わせて作るよう指示されていましたが、それはかなり手間なので、黒い画用紙をリング状に巻いて作りました。

ランディングギアの支柱は機体に穴を開けて差し込んでいるのでそれなりに強度がありますが、お世辞にも頑丈とは言えないので慎重に取り扱う必要があります。

 

新型コロナウイルス感染拡大防止のため外出を控える日々が続いていますが、工作をしていれば家の中でも楽しく過ごすことができます。

 

Paper Replikaではほかにも多数のペーパークラフトが公開されているので、作ってみようと思います。