2014年に購入したTOMIXの209系0番台京浜東北線です。購入直後に走らせた時の写真です。

購入後すぐに付属インレタの転写(車番はウラ15編成としました)やドアステッカー、方向幕ステッカーの貼り付けを行い、しばらくそのままの状態が続いていましたが、さらなるリアリティを追求して加工を行いました。

 

この製品で一番不満に感じていたのがクハ側面のJRマークです。

製品のプロトタイプは川重製初期車(ウラ2、4、5、6、8、9、11、15)ですが、JRマークが後期車と同じ位置に印刷されています。初期車はJRマークの位置が低いので修正することにしました。

 

クレオスのペイントリムーバーでJRマークを除去。

 

車体のシルバー塗装にはほとんどダメージを与えずにJRマークを消すことができました。

綿棒でこすった部分が少しテカテカになりましたが、後でクリアーコートすれば目立たなくなるので問題ありません。

 

ハイキューパーツのクリアデカールにJRマークを印刷して車体に貼り付け。吹寄板のほぼ真ん中に貼り付けます。

これで低い位置のJRマークを再現することができました。

 

所属標記、ドアコック標記、エンド標記、乗務員室マークは銀河モデルのインレタで再現しました。

 

半光沢クリアーで表面保護。ドア枠と乗務員ドアのホットスタンプは塗料が乗りにくそうだったので事前にマルチプライマーを吹きました。

 

クリアーコート後に乗務員ドアのスミ入れをしましたが、エナメル溶剤で拭き取ったところ、ホットスタンプの所だけクリアーコートが剥がれてしまいました。ホットスタンプは思ったより塗料の乗りが悪かったようです。

 

剥がれやすいなら剥がしてしまえ! ということで、10両すべてホットスタンプのクリアーコートをエナメル溶剤で拭き取ってしまいました。ホットスタンプ自体にダメージはありません。

ホットスタンプはクリアーコートしないほうが金属光沢を感じられて重厚感が出るので、むしろ好ましい仕上がりになりました。

 

その後、乗務員室マークを転写しなおしました。乗務員ドアの手掛けはトレジャータウンのメタルインレットで再現しました。

クハのエンド標記は前頭部側面の黒帯部分に白文字で記されていますが、今回購入した銀河モデルのインレタには収録されていないので、白いエンド標記インレタを別途用意する必要があります。

 

昨年限定発売された7次車と比較。製造メーカーによる車体構造の違いは有名ですが、それ以外にもJRマークの位置や乗務員ドアの形態差など細かい違いがあります。

7次車についても、今後車体標記インレタを転写しようと思います。

 

窓枠も塗分けました。川重製車両はガイアのダークステンレスシルバー、新津製のサハ208はクレオスの白とシルバーを混ぜたもので塗装しました。

ドアステッカーは購入時に貼り付けたものは切り出し方が下手だったため、新しく貼りなおしました。優先席ステッカーは以前はKATOのものを貼っていましたが、より実感的な銀河モデルのものに貼り替えました。

 

方向幕は購入時は「桜木町」を貼り付けました。しかし塗装作業のためガラスパーツを取り外す際、方向幕部がボディに引っかかるためステッカーがダメージを受けてしまいます。そのため、古いステッカーは剥がして新たに「快速 南浦和」を貼り付けました。寒色系カラーの中で、赤い快速の文字がアクセントになっています。

 

前面方向幕も「快速 南浦和」に差し替えました。

前面はまだディテールアップしていませんが、これから運転台の作り込み等やっていきたいと思います。

 

屋上機器も塗装しました。

 

TOMIXの車両は車体標記がほとんど省略されていてあっさりした感じですが、インレタで標記を追加していくごとに精密さを増し、そのたびにニヤニヤしてしまいます。