昨日、amazonで予約していた品物が届きました。2020年最初の入線です。
KATOの651系スーパーひたちです。堂々の11両編成。特急型電車の入線は久しぶりです。
KATOの651系は30年くらい前から販売されているロングセラー商品ですが、この度リニューアルを受けて再登場となりました。
JR東日本最初の特急電車として1989年に運行開始、約四半世紀にわたって常磐線の主役を務めました。
模型のプロトタイプはK101編成+K203編成です。旧製品はK101編成+K201編成でした。私は旧製品も持っているので、基本編成も違う番号にしてくれたら良かったな・・・と思います。
先頭部の連結器は、フックが無いタイプの新型KATOカプラーが採用されています。電連はユーザー取り付けです。
先頭車の連結部分。震災前はいわき駅で分割・併合を行う列車が多数存在しましたが、震災と原発事故で常磐線が分断されて以降はすべての特急がいわき止まりとなったため、ほとんど11両固定の状態で運転されていました。
本製品の売りの一つである、トイレタンク。カプラーに取り付けられています。中間連結器は従来と同じく台車マウントのフック付き密連形カプラーで、ジャンパホースの表現もあります。
反対側から。
台車が回転するとトイレタンクも一緒に動いてしまいます。
床下機器は従来と全く一緒です。モハ650だけは実車に忠実で、交直流車らしく変圧器を搭載しています。約30年前の設計から変更されていないため、最新の製品と比べると作りこみが甘い感じがします。
その他の車両は211系の流用であり、実車とは異なります。できれば実車通りのものを新規に作ってほしかったとは思いますが、それだと値段が上がると思うので仕方ないですね。
パンタ周り。
室内パーツは普通車が紫、グリーン車が青となっています。これも本製品の宣伝ポイント。
行先表示シールはスーパーひたちとフレッシュひたちに加え、いわき~富岡の普通列車と臨時幕も収録されています。
交換用ヘッドサインは、フレッシュひたちと無表示状態が用意されています。
今回のリニューアルで一番魅力的なポイントはLED化されたライト。低速時から明るく光ってくれます。
「スーパーひたち」表示のまま尾灯を光らせると、ヘッドサイン下部がぼんやりと赤く光るだけです。
無表示のヘッドサインに交換して尾灯を光らせました。この写真では分かりにくいですが、赤の色味が薄く色あせた感じに見えてしまいます。
周りを暗くすると、黒い部分も光が透けているのが目立ってしまいます。これは改良が必要ですね。
今回のリニューアルでライトスイッチが付きました。ライトは1、7、11号車に付いていて、基本編成単独でも運転できます。別売りの動力と8号車用ライトを取り付ければ、付属編成単独でも運転できます。
旧製品では1号車と11号車にしかライトが付いていませんでした。
私はいわき出身であるため、小学校の夏休み等に家族旅行に行くときは、よく651系のスーパーひたちに乗ったものです。中学校に入ると部活が忙しくなるなどして、スーパーひたちで旅行に行く機会はありませんでした。高校生の時、引退直前に乗ったのが最後となりました。
以上、651系リニューアル品の紹介でした。ライトやフック無しカプラーなど先頭部付近は大きく進化しましたが、それ以外は従来品からは大きく変わっていない印象です。次の記事では旧製品との比較をしてみようと思います。