足回りのパーツを取り付けてようやくレールを走れるようになったわけですが、ちょっと気になる点があります。それは台車の幅。この写真ではGMのDT50をそのまま取り付けていますが、幅の広い韓国型車両(1/150では全幅約21mm)に日本の在来線用台車を取り付けると幅が足りず、台車が引っ込んでしまいます。でも大丈夫、ちゃんと対策を考えてあります。

 

プラ板で台車枠を組み立て、KATOの台車集電板を加工したものを瞬間接着剤で貼り付け。

 

元の台車から側面部分を切り出し、ゴム系接着剤で貼り付けます。車輪も取り付けます。KATOの集電板はあくまで軸受としての役割なので、この台車を集電化するためには美軌模型店の集電板を組み込む必要があります。

最初はプラ板の台車枠に穴を開けて軸受にすることも考えましたが、ピボット軸受と比べて抵抗が大きくなってしまいます。また、穴開けの位置がずれると車軸が斜めになって脱線の危険もあるので、KATOの集電板を利用する方法を思いつきました。

 

台車の幅を2.5mmほど広げることが出来ました。カプラーポケットは付けていませんが、床板側にTNカプラーを取り付けるので問題なし。

台車側面は、現状では少量のゴム系接着剤で仮止めしている状態です。本番ではプラ板の台車枠は目立たないように黒く塗装し、そこに別途グレーに塗装した台車側面を接着することになります。

 

左が製品そのままの台車、右が幅を広げた台車。これで台車の引っ込みが解消されました。