シーサイドラインの事故に関して、「安全神話が崩れた」と表現しているネット記事を見かけました。以前、N700系の台車に亀裂が発見された際にも「安全神話が崩れた」とか言われていましたが、そもそも神話なんてあったんですかね? 長期間事故が起こらなかった乗り物で事故が起きるとすぐに安全神話がどうのこうのと言い出す風潮がありますが、

 

システムが正常に機能する→事故が起こらない

部品の不具合や人為的ミスによってシステムが正常に機能しない→事故が起こる

 

という客観的事実に基づき、これまで事故が起こらなかったのはなぜか、今回事故が起こったのはなぜか、ということを冷静に検証して原因を探っていくことが必要だと思います。神話などという恣意的な表現を持ち出して感情を刺激したり不安をあおったりするのはいかがなものでしょうか。

 

さて、KORAIL311000系は車体のシルバー塗装まで進めました。

 

最初に、前頭部をタミヤLP-11シルバーで塗装。

 

ステンレス部分の塗装の下地として、艶ありのブラックを塗装します。

 

側面と妻面をガイアカラーのステンレスシルバーで塗装。

 

吹寄せ板のダル仕上げの部分をクレオスC8 シルバーで塗装。E331系の時はつや消しクリアーでダル仕上げを再現しましたが、今回は違う種類のシルバーで塗り分けてみました。数種類のシルバー塗料を比較し、結果的に一番スタンダードなクレオスのシルバーを採用しました。

 

最後に、ドアをガイアカラーのダークステンレスシルバーで塗装。

 

マスキングを剥がした状態。KORAILの車両と一目で分かる状態になりました。東武10030系の面影はだいぶ薄くなりました。

 

前面ステップもダークステンレスシルバーで塗装しました。

 

中期抵抗車から編入されたサハは、交換された小窓のドアのみをダークステンレスシルバーで塗装しました。この後、全体をシルバーグレーで塗装する予定です。

 

車体の塗装を終え、ここからは細部の塗り分けやデカール貼り付けに入りたいところですが、どうしても仕上がりに満足できない部分があります。

 

それは、プラペーパーで作った屋根肩のランボード。この写真は最も出来栄えが悪い車両で、折り目がヨレヨレでシャープさに欠けています。ほかの車両も、これよりはマシですがランボードの出来栄えに不満を感じています。

ランボードの出来栄えが荒いことは、下地のサフを吹いた段階から気になってはいたものの、作り直すのは大変だと思ったのでそのまま塗装を進めてきました。しかし車体の塗り分けがけっこうビシッと決まったので、ランボードの出来の悪さが想像以上に目立つようになってしまいました。

実は車体の工作を終えた後で、プラペーパーをもっと綺麗に折り曲げる方法を思いついてしまいました。完成後に後悔しないためにも、ここは思い切って出来の悪いランボードを削り取り、新しく作り直そうかなと思います。

 

塗装まで仕上げて車体の造形をやり直すのは非常に面倒なことですが、納得するまで粘ろうと思います。作業に当たっては、塗装を済ませた車体を傷つけないように細心の注意を払いたいと思います。