旅行記を投稿している途中ですが、ここで311000系の進捗報告です。

現在製作している311x39編成の7号車には、1000系中期抵抗車から改造された鋼製車体のサハが連結されており、ステンレス車体の編成の中で異彩を放っています。ステンレス車は東武10030系の側面を利用しましたが、このサハだけはフルスクラッチで作ります。

イメージ 1
この車両は張り上げ屋根で雨樋が飛び出していないので、側面と屋根を一体構造としました。この方式で組み立てるのは仙台市交1000N系以来です。ドアはもともと大窓でしたが、2013年頃?に片側2ヶ所ずつ小窓タイプに交換されたようで、しかも両側で交換箇所が違うという、かなりのゲテモノ車両です。

イメージ 2
仙台市地下鉄の時は、屋根肩を折り曲げるときに定規をガイドにするだけでしたが、今回はより綺麗に曲げられるように裏側からインクの出ないボールペンで筋を付けておきました。

イメージ 3
裏打ちを貼り付け、車体を折り曲げ、補強材を接着します。

イメージ 4
妻面を取り付けて箱型に組み上げた車体。311000系は車側灯ケースが大きくて目立つので、0.25mm×0.75mmの角棒を長さ1.5mmにカットしたものを接着しました。妻面と屋根の手すりはΦ0.2mm真鍮線で再現しました。
この鋼製車体のサハは311x39編成の他に311x40編成、311x41編成にも連結されていましたが、最近になって編成組み換えによりステンレス車に差し替えられ、この凹凸編成は見られなくなってしまったようです。

イメージ 5
イメージ 6
ステンレス車にも、車側灯ケースを接着。ランボード端部はポリパテで埋め、こちらも手すりを取り付けました。

イメージ 7
先頭部もランボード端部をポリパテで埋めてから、前頭部を接着しました。

イメージ 8
製作開始から約4か月が経ち、ようやく10両すべてが形になりました。これから塗装作業に入りたいと思います。