今日は日差しが強く暑かったですが、風が強い一日でした。Windy Dayでした。


さて今回は、雑誌の読者プレゼントとして突如入線したマイクロエースE231系800番台のレビューをお届けします。

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中央・総武線から東京メトロ東西線への直通車両として2003年に7編成が登場、301系と103系を置き換えました。記憶の限りでは、実車には1回しか乗ったことがありません。葛西→日本橋だったかな。
マイクロエースから同車が発売されるのは3回目です。1回目は2009年発売の登場時仕様。2回目は2011年発売の改良品で、前面形状がリアルになりスカートも強化型になりました。そして3回目が2018年発売の本製品で、ベビーカーマークを追加した現行仕様となりました。ちなみに2012年にはTOMIXからも発売され、数か月前に再生産されたと思います。

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乗り入れ先の05系に合わせたブルーのツートンカラーが爽やかですね。プロトタイプは東急車輌製のミツK3編成です。誌面への記載のため、「01K 地下鉄東西線直通」が貼り付け済みになっていました。ライトは一度点灯するとパワーパックの出力に関わらず一定の明るさを保っていました。定電流ダイオードが入っているのでしょうか?

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所属表記や車番など、鮮明に印刷された文字はさすがマイクロエースです。ダル仕上げ部分の塗り分けはありませんが、前面のFRP枠は少し質感の異なるシルバーで塗装されています。

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2号車と9号車に追加されたベビーカーマーク。

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4号車には弱冷房車表示が印刷済み。妻面には東京メトロ線内で使用する誘導無線アンテナが取り付けられています。

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パンタグラフは、舟体を水平に保つためのリンク機構まで再現。「1/150でここまで作り込むか!」と驚きました。800番台は地下区間での急勾配に対応して6M4T編成を組むため、パンタグラフは3基搭載します。

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動力は6号車に装備。
窓ガラスはドア窓は無色、側窓はグリーンガラスと色分けされています。こういう芸の細かさはマイクロエースらしいですね。でも、グリーンというよりブルーに近いです。

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内装はブルー。


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付属のシール。E231系は東葉高速鉄道に入線しないため、「東葉勝田台」はありません。

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209系1000番台と瓜二つですが、よく見るといろいろ違います。前面ではスカート形状が少し違うほか、E231系はフロントガラス上部に黒いフィルムが貼られています。

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側面ではドアコック位置、窓サッシ形状、車外スピーカー有無、窓ガラス色等の差異があります。模型では再現されていませんが台車間距離も異なり、209系は13,300mm、E231系は13,800mmです。

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屋根上。E231系のほうがアンテナが前寄りですね。クーラーも異なり、209系はAU720形、E231系は出力増加型のAU726形を装備します。

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中間車も色々違いがあり、一番目立つのはパンタグラフの向きでしょうか。床下機器が違うのは言うまでもありません。

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VVVFインバータやSIVはちゃんと通勤型用のものが用意されています。近郊型を流用したTOMIXに対するアドバンテージですね。しかしマイクロエースもすべての床下機器が正確とはいかず、実車と違う部分がちらほら見られます。また、機器の造形のシャープさも、TOMIXが勝っているように思います。
「マイクロはTOMIXと比べて造りが甘い」などと言われることもあり、確かにそう思う点もありますが(例えばスカート取り付けがゆるい)、誘導無線アンテナの再現や電球色の前照灯など、優れている点もあります。それゆえ、もしE231系800番台を買うならマイクロのほうがいいかなと前から思っていましたが、値段が凄いので簡単には手が出せません。それを賞品という形でゲットすることができ、嬉しい限りです。

これから、ステッカー貼り付けや色差しなど整備を進めていきたいです。