鉄コレ東急3000系では1~3号車を4~6号車で代用するため、1号車のクハ3000において以下の2つの問題が発生します。

1. 妻面の貫通扉は無いはずなのに、ある。
2. 幕板の帯の白い平行四辺形が反転している。

これらの問題を修正して実車に忠実なクハ3000を作ろうと思います。

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まず貫通扉を撤去します。扉の輪郭に沿ってピンバイスで穴を開けていきます。

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穴にデザインナイフを差し込んで扉を切り落とします。切り落とした扉は使い道が無いので廃棄します。

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切断面をデザインナイフとサンドペーパーで整え、クロームシルバーを塗ります(左)。初めから貫通扉が無い妻面(右)と並べても違和感のない仕上がりになったと思います。

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次に平行四辺形を反転させます。

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帯の上下をマスキングし、鋭角部分を青と赤のマーカーペンで少し塗ります。

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そして、おうちdeデカール(ホワイトタイプ)を、元の帯とは反転した平行四辺形に切り抜き、貼り付けます。デカールは極薄なので、言われなければ修正したと分からないかもしれません。反対側面も同様に平行四辺形を反転させます。

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これで編成全体で平行四辺形の向きがそろいました。一番下が、修正を行ったクハ3000です。一部車両は手元にあった金属車輪に交換しています。

ところで、インレタ転写の後にステッカー貼り付け等の作業に入りましたが、作業を行っているうちに一部の号車番号インレタが剥がれ、転写・クリアコートをやり直した部分が数カ所あります。1号車の号車番号は2回やり直しました。クリアコートは薄く2回吹いた後に多めに2回重ねましたが、それでも剥がれるなんて… 幸い車番は剥がれた個所はありませんでした。
心配になったので、剥がれなかった部分ももう一度クリアコートしておきました。

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インレタの耐久性に一抹の不安を感じつつ、表記類の転写・貼り付けは完了しました。東横線5050系と並べてにんまりしています。