先日、数日間だけいわき市の実家に帰省していました。実家からほど近い場所に「いわき市石炭・化石館ほるる」という施設があります。いわき市で発掘された恐竜の化石や常磐炭鉱の歴史に関する展示がある博物館ですが、ここにはかつて常磐線で活躍していたD51が展示されています。館内に入るには入場券が必要ですが、D51は屋外の駐車場に置かれているので誰でも無料で見学することができます。今まで何度かこのD51を見に行ったことがありますが、最近塗装しなおしてきれいになったとのことなのでまた見に行きました。

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D51の946号機です。前回訪れたときはナンバープレートが赤でしたが、黒くなっていました。

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正面から。レール間が掘り下げられていて機関車の下にもぐることはできますが、クモの巣が張っていたりするので入る気にはなりません。

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綺麗に塗装されていますが、ペンキが剥がれた場所を補修せず上から塗り重ねたような感じで、表面はかなりボコボコです。

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足回りもガチガチに塗り固められています。

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1944年 川崎重工製です。

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これはシリンダーのすぐ後ろのボイラー下部です。覗き込まないと見えないような部分は、塗膜が割れて腐食している部分が見られます。

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機関車左側面に通路が設けられていて運転台に入ることができます。

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メカニカルストーカーが取り付けられています。

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運転席に座ることもできますが座席がボロボロです。

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テンダー内部

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機関車の詳しい説明と現役時代の写真も用意されています。

ほるるから国道6号線を挟んで常磐線の線路が見えます。かつて自身が走っていた線路をE531系やE657系が駆け抜けていくのを、このD51はどのような思いで見ているのでしょうか。