母親から虐待され、売春をし、薬物中毒になっていた少女が、警察の手助けを受け、薬物中毒者の更生のための集会に参加し、親元を離れ一人暮らしを始め、夜間学校に通いながら福祉の仕事を得て、自立を始める。

 

生活が順調になり始めたころに、手助けをしていた警察が捕まり、やがてコロナの緊急事態宣言がおこり、学校が休校となり、福祉の仕事も続けられなくなり、薬物に再び手を染めてしまい、ベランダから飛び降りてしまう。

 

そんな映画ですが、実話を元にしているようです。

 

最近、相場で巨額の富を得た人たちの本を読んだりしているせいか、自分にもし莫大な資産があれば、世の中で困っている人達をどのような支援をして自立することができるのだろうかと、自分のことを棚に上げて考えることがあります。

 

抜け出せない悪循環から抜け出したいという気持ちはあっても、世の中そう簡単にはいかないんだろうなと、しみじみ思います。