面白く、読み応えがありました。

 

初めての楡修平作品です。

 

おすすめの経済小説でランキングの上位にあったので、読んでいた方がいいのかなと思ったのがきっかけ。

 

今までプラチナデータという二宮君が出演していた映画と勘違いしていたので、読んでいませんでした。

 

別物だと知り、拝読しました。

 

仕事でまともに判断したのに、忖度が足りないと上司から厭われ、出世のレールから外れてしまったときに、友人からの電話に酔っていて記憶がないのに、町長に出馬することを約束してしまったことから、破綻寸前の地方公共団体の再生に奮闘することになった男の物語。

 

財政再建団体といえば、一時、夕張市が話題になっていたことがありました。

 

他にもあるのでしょうか。

 

夕張市は今でも、まだ財政再建はできていないんでしょうね。

 

地方公共団体の財政に関する言葉がでてきて、勉強になります。

 

「実質公債費比率、ラスパレイス指数、特別歳出、財政再建団」など

 

事業に関する概念もいろいろと勉強になります。

 

「イニシャルコスト、リバースモーゲージ、可処分所得、投資効率、設計施工、工期管理、資材調達、人員調達、分割発注」

 

老人ホームの建設に関することなので、建築に関してのイメージもいろいろと得ることができました。

 

小説を読むと、知らない世界を想像させてくれる。

 

現実の世界だと経験できないことも、イメージを膨らませてくれる。

 

この小説を読んでいて、そう感じることが多かったので、実りがあったということでしょう。

 

再生巨流を動画で見ましたが、着眼点がコンサルの人のようで面白いです。

 

現実は、こうもうまくいかないんでしょうけど。

 

公共事業で利権を求める議員の視点というのも面白かったです。

 

最近知人が、村の議員になったようで、地方議会についても、興味深く感じることがありました。

 

続編があるようなので、そっちも読んでみたいです。

 

方言がきつくて、読みづらいと思うこともありましたが、クマケンが優秀過ぎて好きになりました。