アフターヤン 〈애프터 양〉 | 韓国映画ひくほどLOVE ~時々ぴょんて
〈ヒューマン・SF〉
  監督:コゴナダ
  出演:ジャスティン・H・ミン
 

 

 

韓国系アメリカ人俳優、ジャスティンさん出演のSFヒューマンドラマ。(監督のコゴナダさんも韓国系です)
 
壊れてしまった人間型ロボットの記憶装置の中にいた謎の女性と家族の記録を静かに映し出す。独特な美しさを持つ作品でございますが。SFだと思って観ると眠いかも知れない。
 
そして。
日本中国韓国が見事にごちゃ混ぜになっているので。昭和のハリウッド映画を思い出したわ。近未来を表現するのにアジアの文化を利用するのは、昔から行われていた手法だからね。
あの頃のハリウッド映画は酷かった。日本の話をしているのに中国や韓国の文化が平気で入っていて。超適当だったもん。
 
私が(30年くらい前に)米国の学生だった頃、同級生に「日本って中国のどの辺にあるの?」って真顔で聞かれた事あるし。
テレビでやっていた「アメリカ人が思う、日本の有名人」の1位がブルースリーだったり。
(他には中曽根さんや北野武さん等が入ってたよ)
ま。
同級生の白人男性が南アフリカ出身と聞いてジョークだと思ったり(アフリカの認識が「黒人」でしか無かった)。どこの国がどの辺にあるのか何語を話すのかとか、ロクに知らないような見事な無知状態の私だったので。お互い様だけどさ。
 
私にはこの作品の良さが分かりませんでしたが。取り敢えず、ロボットを演じるジャスティンさんの物憂げな様子が心に沁みて。(ロボットだと言ってたからか?髪型のせいか?)ロボットであるというのは十分に感じ取れるのに、何故かその語りと表情が非常に人間的という、不思議な感覚は十分に堪能出来ましたわ。