ノランムン:韓国シネフィル・ダイアリー 〈노란문:세기말 시네필 다이어리〉 | 韓国映画ひくほどLOVE ~時々ぴょんて
〈ドキュメンタリー〉
  監督:イ・ヒョクレ
  出演:ポン・ジュノ、チェ・ジョンテ
 

 
ポン・ジュノ監督が若き日の仲間達と当時の映画サークルの思い出を巡る。
 
同年代で、同じ「映画好き」でもこんなに違うんだなぁと。
彼らは映画を細かく分析、研究して。まだまだ良い環境とは言えない韓国映画界の入り口で出来る限り探っていた。
 
非常に興味深く。色々思い出しましたわ。
 
私達もかなり映画を語り合ったので。彼らのような過去のアート系を探るでもなく、単なる商業作品を大量に観る子達、ではあったけども。
 
そもそもアメリカの都会にいたので。映画を観る、という環境はかなり整っていたんだよね。映画館もレンタルビデオ屋もたくさんあったし。有名作品のプレミアとかお祭り騒ぎは本当に盛り上がって楽しかった。青春の良き想い出。
 
製作者側にいきたい若者達と、単なる映画観たいだけの若者達という根本的な違いがあるものの。夢中で映画を観て語り合っていた青春、というのは同じだよね。
こういう青春時代を過ごした監督が今、映画好きの私達をこんなにも楽しませてくれているんだと思えば。不思議だし。本当に感謝しかないですが。
 
だんだん、韓国映画の勢いが無くなって来ていて。勢いが無くなると出資も減る。出資が減れば・・・の悪循環。
ネトフリや、韓国の監督が日本で撮る、みたいな別の方法へ移行してるんだって。
私はとにかく単純に。面白い、胸躍る韓国映画がこれからも観たい!観続けたい!それだけです。