手紙と線路と小さな奇跡 〈기적〉 | 韓国映画ひくほどLOVE ~時々ぴょんて

〈ヒューマン〉

  監督:イ・ジャンフン

  出演:パク・ジョンミン・イ・ソンミン



道路も整備されていない田舎町。自分達で駅を作った実話を元にした物語。

 

家族の確執や痛みも含みますが。基本的にはとても穏やかな、どちらかというとファンタジックな可愛らしさが漂っている作品でございます。

 

ジョンミンさん、やっぱりいいわ。いつも通りの素晴らしい演技力。

今回は『それだけが、僕の世界』のように演技そのもので魅せるという感じではないけれど、田舎の天才高校生になり切っていて、1ミリの違和感もないんだよね。見事ですよ本当に。

 

ユナちゃんも可愛い。いくつになっても少女時代ユナちゃんだよ。変わらぬ透明感。

 

これが公開されたのが多忙期で。スクリーン鑑賞は別の作品を優先した結果、家での鑑賞になっちゃったんだけど。。。スクリーンで観るべきだったなと思った。想像よりずっとずっと良い作品だったので。

けどさ。

この題名もどうかと思うのよ。全然惹かれないもん。(題名とポスターだけで観に行く作品を決める私も悪いんだけど)原題の『奇跡』の方がずっとそそられるのに。

 

この前『ミーガン』を観に行ったんだけど。あのポスター、本家と違うって話題になってた。

本家はシンプルなのに、日本は刃物持たせちゃったりして。ミーガンの静かな恐ろしさみたいな雰囲気を見事にぶっ壊してるんだよね。

 

日本って何年経ってもそういうところが無くならない。韓流ドラマブームの時もポスターの件が話題になってた。本家はシンプルでカッコいいのに、日本版ポスターは・・・みたいな。


「わびさび」とか「情緒的」とか、日本の得意分野じゃないの?って。いつも不思議に思う。

なぜ映画関係になると途端に直接的になっちゃうんだろう。

 

映画料金もまた値上がりしてさー。みんなが観ないから値上げして。更にみんな観なくなる。そしてまた値上がり。悪循環なのさ。

 

ってまぁ、これも時代の流れ。

カセットテープがCDになりダウンロードが当たり前になったように、映画も配信がスタンダードになって来てますから。コロナ禍で加速しただけの話で。そもそも抗えない流れなんでしょう。

 

中学時代から映画を観るのが趣味で、仕事終わりも休日も映画館に入り浸っていた私ですが。映画館へ行く頻度が明らかに減って。休みの日も配信での鑑賞が大半になってきてますから。これも時代の流れでしょうか(老化という流れな)。