〈サスペンス・警察〉
監督:イ・ギュマン
出演:チョ・ジヌン、チェ・ウシク
面白かった。満足。
原作は日本ですけども。完全に韓国流味付け(通常運転)で。引き込まれます。
三代続いた警察官の役がウシクさんなの。真っ直ぐで融通の効かない真面目な青年が、怪しいジヌンさんによってどう変わるのか。っていうね。ドキドキするね。
警察が法律やルールを厳密に守っていては、元凶に辿り着くなんて難しい。あちらは一切守らないんだから。
末端の薬の売人をいくら捕まえても、現状は何も変わらないって事もあるでしょ。だからこそ潜入捜査や情報屋や、そういうものが必要になってくる訳で。けどそれは法律違反であったり、倫理無視であったり。
いったいどこまで許される?そして人はその中で、どこまで正常でいられるのか?
犯罪組織や大企業とつるんで見返りを貰うというのは良くある話だけど、この作品はもっと大きな上部組織が絡んでくるので。その辺がまた面白い。
毒をもって毒を制す。どうにもならない事ならば荒療治も仕方ないとしても、体内の毒を自分で制御する事は出来るのだろうか。毒に負けずに闘うことは出来るのだろうか。というお話ですわ。