ジョゼと虎と魚たち 〈조제〉 | 韓国映画ひくほどLOVE ~時々ぴょんて

〈LOVE〉

  監督:キム・ジョングァン

  出演:ナム・ジュヒョク、ハン・ジミン



初めっからキュンキュンしっぱなしで。それがボディーブローみたいに効いていて。最後はウルウル。涙が。。という感じ。

 

ジュヒョクさんが良いんだよぉ〜。ただ淡々と物事を受け入れるタイプの男性を、とてもシンプルに演じていて。表情が良い。とても良い。

日本版の妻夫木さんはどちらかと言うとチャラい雰囲気で。軽めに明るく演じていたけれど。

どちらのキャラも、それぞれの作品にピッタリと合っていると思います。

 

ストーリー軸も場面展開も日本版と殆ど同じなのに、なぜこんなに違うのか?と思えるほど。別物なんですよ。

 

気になったのは。

日本版は貧困層の描写がキレイ過ぎる。さっぱりしていて。アウトローやアングラ好きの私にしたら異様に不自然な夢物語に見えてしまう絵面。妙に作り物っぽいというか。

なのに作品全体としては現実味があって。最終的には胸が痛くなる。

逆に。

韓国版は私の思い描く通りの描き方なのに、最終的にはジ〜ンと心に迫るピュア感。ファンタジー感。ステキな恋だったねと、ピンク色の涙が出ちゃう。

 

ラブストーリーとして楽しみたい方はぜひ、日本版は観ず(又は観る前に)こちらを観て頂きたい。

ステキな恋をした。。ピュアなラブストーリーとして楽しめると思うので。