ブルーアワーにぶっ飛ばす 〈블루 아워〉 | 韓国映画ひくほどLOVE ~時々ぴょんて

〈ヒューマン〉

  監督:箱田優子

  出演:シム・ウンギョン、夏帆

 

 

ウンギョンさん、実に精力的に日本活動頑張ってますね。

 

夏帆さん演じる、闇病み系女性が主人公。。。で思い出した。20代の頃、この子にそっくりなタイプの女の子がいて。私のことが大好きで。かなりのストーカーになっちゃって。大変だったんだよ。

しゃべり方がほぼ一致だから。オープニングの電話のシーンとか本当に怖かった。ホラー映画以上に恐ろしかったです。

 

そんな、情緒不安定系女子の夫婦や仕事、親子関係などを生々しく映し出した作品なのでございますが。

実家あるある感や、イマイチ親との関係が上手く築けない雰囲気もリアルだったわ。

こういう子って、親や実家と距離を置きたいと思いつつも、常に何かを求め続けているのよね。。。いや、我が家くらい悲惨になると、一切何も求めようとはしないから楽なんだけど。この程度じゃ苦しいだろうし。大変だと思う。

けどまぁ逆に、まだまだ軌道修正可能ってこと。大丈夫。

 

韓国題みたいに「ブルーアワー」だけの方が個人的には好きだな。ポスターとかも物凄くシンプルにしてさ。

このての雰囲気重視の作品なら、題名は出来るだけシンプルな方が作品自体に重みが出て良いのになぁと。いつも思うけど。。。って、日本は絶対にそうやらないのは知ってるよ。

映画好き人口の問題だろうなぁ〜。映画好き以外の人へアプローチするのって大変だもんね。分かるけど。

ドラマも映画も日韓ポスターの違いを見るたび、いつも残念に思っちゃう。

 

ちなみにブルーアワーというのは、一日の始まりと終わりに空が一瞬だけ青く染まる時間の事なんだって。いわゆる、かはたれ時と黄昏時。

このブルーアワーを情緒的に使ったシーンがとても良かったわ。

原風景の中、主人公の行く末を暗示しているような、ちょっとドキッとするラストは特に好きでしたよ。