<ヒューマン・戦争>
監督：イ・ジュニク
出演：スエ、チョン・ジニョン
女優が主役だろうが無視して、名前も書かないし話題にも殆ど触れもしない私が、とても素直にスエさんのお名前を書きたくなったのはやっぱり、彼女なくしてこの映画の良さは無かった、からでしょうか。
ラストとか、オム・テウンさんで泣かせる気満々っぽいけど。。。。そこじゃ全然泣かなかった。あの方の演技はちょっと。。。ま、個人的な趣味の問題ですけども。
逆に、スエさんが歌うシーンは全て泣いたわ。
田舎の純朴な女性が、酷く追い詰められているはずなのに、逆にどんどん歌手としての色を身に着けてしまっていって。無理して頑張る姿にウルウルして。
最後に堂々と歌う場面では、観ている側にも彼女の決意が伝わり、ボロボロと泣いてしまったよ。
どのシーンも、歌う意味がそれぞれ違っていて。順じて、私の涙の意味も全て違う。
その意味の違いを、彼女の地味なお顔で。あの、感情を激しく出さない演技で。よくもまぁこんなにも表現出来るなと。感心しきり。
以前から、（女優が苦手な私にしたら）かなり好きな方ではありますが。なお一層、好きになった感じですわ。
いや、なぜ急にこの作品を観たかと言うとさ。
友達の愛するG-DRAGONさんが入隊しまして。彼女ったらかなり落ち込んでて。最近励ましたりしておりまして。
私くらいのベテラン熟女にしたら、２年なんて本当に短い期間。あっと言う間に過ぎてしまうんだけど。
２０代の彼女にしたら、恐ろしく長い時間のように思うんでしょうね。
うんうん。私もそうだったよ。多分。。。そうそう。。。（遠い目）
で。なんか頭の中が軍隊でいっぱいだった時、ちょうどネット（Gyao）で配信しておりまして。しかもその友達、俳優では（若い時のG-DRAGON味がちょとあるって理由で）チョン・ギョンホさんのファンだしさ。
それで観てみたんだけどね。
観て良かったわ。琴線に触れまくり。
いつもながら、監督名とか確認しないで観ましたが。。。なるほど。イ・ジニュク監督なのか。
また監督の好きな作品、増えちゃったな。