<ヒューマン・LGBT>
監督:キム・ヤンヒ
出演:ヤン・イクチュン、チョン・カラム
東京国際映画祭にて鑑賞です。
ヤン・イクチュンさん好きだから、かなりの期待を持って観に行きましたが。。。裏切られなかったわぁ~。良かった良かった。
一番気持ち良かったのは、監督さんとの一致。
上映後に監督さんへのQ&Aがございまして。そこで監督のキム・ヤンヒさんが、この作品の中での「愛」について説明をしてくださったのですが。。。それが、私の感じ取った事と全く同じだったので。とっても気持ち良かったんだよね。
マイカテゴリーにLGBTと書いてある通り、詩人であるイクチュンさんが、チョン・カラムさん演じる青年に恋をしてしまうお話。
でも。
よくあるように、分かりやすい直接的な恋愛ではなく。(性的な魅力も感じつつも)どこか父性でもあり、人間愛でもあり。
ほんと、その辺が実に上手に描かれておりますのよ。
私のKPOPアイドルちゃんに対する気持ちと似てるのさ。
アイドルちゃんには(単に若いからだけど)全く性的魅力は感じていなかった私。
それが当たり前だと思っていたよね。そりゃそうだよ。息子みたいな年齢の子達なんだから。エッチな部分とは無縁ですわ。
大体、若い子のグラビアを眺めている旦那に向かって、「ロリコン!変態!」となじっていた私ですから(笑)。
そんな私が。。。あぁ、なんてこと。
最近大好きになった3人のうちの一人には正直。。。性的魅力を感じてしまって。いや、ほんと、そんなに本格的な感じじゃなくて。あくまで可愛いなぁと思う中での。。。なんてぇか、そのぉ。。。つまりぃ←しどろもどろ(笑)。
ま、間違いないのは、韓国の親友には、完全にピョンテ呼ばわりをされている、って事ですけどね。
けどさ。
やっぱりアイドルちゃんを好きって感情はどこか今までの「好き」とは違って。母性であり。人間愛であり。
まさに、この作品に溢れている感情と似ている訳よ。
それが実に気持ち良かった。分かるよぉ~。分かるよぉ~って感じ。
作品の中でもやっぱり、「変態、変態」言われるの。そりゃそうだ。中年男性が若い男性に恋をしちゃうんだから。世間的にはそうなるさ。
でもさ。
決してそんな単純なものじゃないの。
肉体的接触を望むよりももっと、彼の人生を応援したい。見守りたい。そんな気持ちが大きいのですよ。
結果、純愛だし。。。まぁ、「結果」、だけども。。。とにかく。純愛なんだから。
それが他人にはどう映ろうと。その結末がどうあろうと。
彼はしっかりと人を好きになった。近づきたかった。助けたかった。大切な人だった。
恋をした人間は、していない人間より確実に豊かな人生である事は間違いないと。今回、改めて確信しましたよ。
そして最後に。恒例、注目俳優さんですが。
今回は勿論、相手役の青年、チョン・カラムさんですよね。
長身と可愛らしい笑顔で。詩人さんが惹かれるのに、十分説得力がありました。
特に、詩人さんがズキュゥ~ンと心を持っていかれちゃったトイレでの(女性との)エッチシーン。かなりエロくて良かったよ。
特にこちらを見つめる瞳。エッチをしながら、それを覗き見ている相手を誘惑しているかのような。。。うん。チョア。
今までカラムさんと言えば大国男子だったけれど。今後はチョン・カラムさん。しっかりと覚えておきますね。