善惡の刃 <재심> | 韓国映画ひくほどLOVE ~時々ぴょんて

<ヒューマン・実話>

   監督:キム・テユン

   出演:チョンウ、カン・ハヌル



良かった!チンチャチョア!

 

これまた内容と全く合っていない題名で。元の『再審』でいいじゃんと、心から思いましたが。

ほら、あれでしょ。

前回の『特別捜査 ある死刑囚の慟哭』同様、無理やり『反逆の韓国ノアール』に組み込まなくちゃいけないんだもん的な気持ちがそうさせちゃったんでしょ?そうでしょ?

ま、いいよ。良い作品だったので。許す。←何様(笑)。

 
いや、実際。

今までに観た実話ベースの韓国映画の中で、個人的なお気に入りのかなり上位に入ると思うよ。

だって、いつも言うけど。

実話ベースって難しいでしょ。脚色し過ぎると実話から離れ過ぎるし。かと言って、実話に忠実過ぎるとエンターテイメント性が失われてしまう。

 
勿論。この作品に、実際の事件がどれくらい反映されているのかは分かりませんが。
無実の罪を着せられた青年の無念。一緒に戦った弁護士の人となり。そして冤罪を生んだ刑事と検事の腐れっぷり。。。重要と思われる部分は全てしっかりと、きっちりと伝わったので。
 
社会に冤罪問題を訴えるツールとしても、単なるいちエンターテイメント作品としても、素晴らしかったと思います。
 
チョンウさん、カン・ハヌルさん、キム・ヘスクさんが本当にお上手だから。胸にガンガンきまして。泣かされました。
ほんと、ハヌルさんて凄いなぁ~。前から知ってたけど。彼の演技は本気で胸を打つよ。

いや、ヘスクさんだって文句なく素晴らしい女優さんだって分かってはいるけど。。。私、基本的に俳優さんしか注目出来ない病だから。そこはいつも通り軽く流させて頂きます。ミヤネヨ。

 

でね。さっさと俳優さんに戻りますが(笑)。私、後輩弁護士役のイ・ドンフィさん。わりと好きなの。

少し冷めた演技が良いんだよね。それでいて、いつもシュールな笑いを誘うと言うか。個性的で、ジワっとくるスパイス俳優さんかと。

彼が出て来ると、自動的にちょっとニヤケてしまうとこ、あります。

 

あと。

事務所の代表、イ・ギョンヨンさん。間違いないっす。

坊主頭に高級スーツ、韓国一似合いますから。こういう、上流階級にいる切れ者(イケスカナイ野郎とも言う)をやらせたら天下一品だしね。いやもう、ほんとにステキ。

洋服さえ着てて貰えれば、常に文句なくカッコいい方です。←『インサイダーズ』参照(笑)。

 

最後に。

悪徳刑事役のキム・ヨンジェさん。久しぶりに本気でムカついた!ゲスの極み。最低人間。刑事の資格無しどころか、生きる価値無し。

いやぁ、余りにもムカつき過ぎて。私、来週韓国ですが。。。万が一街でヨンジェさんと遭遇したら、絶対に睨みつけちゃうし。思わずF ワードを発してしまう恐れさえあるわ(笑)。

いや、それだけヨンジェさんが素晴らしい役者さんだって事なんでしょうけどね。今思い出しても胸糞悪いわ~。イヤんなっちゃう。もう。

 

ま。そんな訳で。

個人的ヒット作と言っても良いでしょう。

久々に言いましょう。。。はい。映画って、本当にいいもんですね。

 

映画を楽しめた日は、本当に気分チョアよぉ~~!!