<ヒューマン・法廷>
監督:キム・ソンジェ
出演:ユン・ゲサン、ユ・ヘジン

私の韓国映画生活に於いて、それはもう長い間。2ヶ月くらいだけど。映画も観ずに恐ろしいくらい、休みなしで働いておりましたから。期待大過ぎた。って言うのもあったのか。
久々のスクリーン鑑賞。めちゃめちゃ楽しみにしていたのに。
残念ながら。
相棒のお姉さまが、「めちゃ眠かった」と言って来た時、大きく頷いている私がおりました。
いや、寝なかったよ。頑張ったんだけど。
でも。正直。
私の前の席の方、寝てました。右横の方も。寝てました。えぇ。スースーとね。
ユン・ゲサンさんは間違いなく可愛らしかったし。
「地方大学出身の三流弁護士」感、出てました。ほっこり、って感じで。いつも思うけど。真面目でのんびりした性格の役にほんと、ピッタリな方よね。
あ、そう言えば。前半の主役はゲサンさんではなく、ユ・ヘジンさんなの。
勿論、それで眠くなった訳じゃないよ。
ヘジンさんの演技はさすが。毎度ですが。間違いなく安定していますから。
特に今回の酔っ払い演技は秀逸。あぁ言うのが職人技と言うのでしょうね。改めて感じました。
韓国では撮影時、実際にお酒を飲んで撮影する時も少なくないと聞くので。本気で酔っ払いだった可能性もあるけれど。
まぁ、万が一そうだとしても。その上でも演技をしなくちゃ成り立たない訳だし。
とにかく。
完璧な演技をされた。ってこと。感動しましたわ。
イ・ギョンヨンさんは相変わらずの熱演で。見応えあった。
あ。でも。
年齢設定が私の世代だったのが超違和感。そりゃないぜぇ。確実にもっと年上だろぉ~。と。改めて調べちゃったよ。
やっぱり、ずっと年上←ここ大事(笑、だったよ。ほっとしたわ。。。じゃなくて。無理あり過ぎの設定はちょっと気になって。興ざめですね。って。言いたかったのよ。
あるよねぇ。無理むり設定。ドラマでも映画でも。
子役と主役のとんでもない容姿の違い。親子に見えない、お顔ピカピカの(中年の)母親などなど。
子役は仕方ないよ。見た目より演技力が大切な時も多いからさ。
でも。特に女優や俳優さん。
スタッフが気を使い過ぎてるんじゃないの?
「大丈夫だいじょうぶ。お若いから、夫婦に見えますよ~」とか。「十分、40代でいけますって!」とか。いや、無理だから。いけないから(笑。
ま。そんな。ちょっと気になる部分もありましたが。
中盤から終盤にかけては面白くなってきたのよ。
法廷ものだから難しい言葉の羅列も多いのだけれど。集中して理解してみれば楽しめるかと。
立ち退き問題も、司法の闇も。実際の「あるある」ですからして。
そこに、それぞれの思惑と。単純に家族を守りたいという気持ちの衝突など。色々な要素が絡み合う。
前半さえ我慢すればね。大丈夫。
最後は気持ちよく観終われます。ほんとよ。