暗殺 <암살> | 韓国映画ひくほどLOVE ~時々ぴょんて

<アクション・時代>

     監督:チェ・ドンフン

     出演:イ・ジョンジェ、ハ・ジョンウ



こういうのって、「アクション活劇エンターテイメント」として楽しめるかどうか。だと思うんだよね。

「マカロニウェスタン」的に。楽しまなくっちゃ。

 

そうよ。

いつもなら、日韓の関係性や確執を扱った作品でも、「それはそれ」「映画は単なるエンターテイメント」と言ってはばからない私なのですが。

なんでだろ。

今日はダメだったわ。完全に、「戦争もの嫌い」がでちゃった。

寝不足のせいかしら(笑)。

 

なんだか。

奴隷をはじめ、統治とか植民地とか。国が国を、人が人を制御圧制しようなんて、本当に恐ろしい所業だよなぁなんて。つくづく思ってみたり。

自分達の文化が軽んじられ。不平等な扱い。命の軽視。

恨みは恨みを生み、負は負にしかならない。他国民で、自国民で、殺し合い。

 

今回の、日本の統治や親日家がどうのと言う部分を通して。戦争というものについて色々考えちゃってさ。

あぁ~楽しかったと。単純に言えない私がいました。

完全に作品の楽しみ方を見失ったのよ。失敗したわ。

 

なので。

素晴らしかった俳優陣について語る事にしましょう。えぇ。そうしましょう。

だって。

イ・ジョンジェさん、ハ・ジョンウさん、チョ・ジヌンさん、イ・ギョンヨンさん。間違いないんだもの。

みんな本当にカッコ良かったんだからっ!

 

ジョンウさんが日本語上手だったわ。演技上手は言語も上手なのねぇ~。素晴らしい。

あの、いつもの、ちょっぴり情けないように見える表情も今回は封印。あくまで自信満々。凄腕だけど愛のある、スマートな殺し屋さんでした。

 

あと。

ギョンヨンさんの日本語。親日家役だからそれ程上手じゃなくて良いのだけれど。逆にその話し方がいかにも「媚びて」いて。とっても良い感じでしたわ。

媚び、激高、恐れ、気取り・・・様々な表情の抑揚が素晴らしいんですよ。彼は。

 

ジョンジェさん。最後に、お爺ちゃんボディーが登場するのですが。ちょっとびっくりした。CGでしょうけど。ナイスボディーの彼しか知らないからさ。かなりのインパクトがあって。

ま。実際は。

そのヨボヨボボディーより、その時の演説が心に残っているんですけどね。短時間で彼の人となりが良く分かる。かなり印象に残るシーンです。

 

ジヌンさんは相変わらず。個性的で。可愛くて。ナイスキャラ。目がいいんだよね~。彼は。

個人的にはやはり未だに、『悪魔の倫理学』の彼が一番好きだけど。

 

ダルスさんも良かったなぁ。。。あんなんやらせたら韓国一だよ。チンチャ。

出て来ただけでニンマリしちゃう。

 

そして。

みんなの最期が、特に良かったわ。

それぞれの舞台があって。魅せられました。

 

で。

いつもながら全く触れない(笑)主演女優。。。今回も苦手克服出来ず。残念でした。

 

今後はまた、いつも通り、エンターテイメントはエンターテイメントとして。無邪気に楽しめる私に戻れますように。祈りつつ。終わります。

 

でも考えてみたら。

グッド・バッド・ウィアード』も苦手だったもんな。

もしかして私、単純に、韓国の「アクション活劇」はイマイチなのかも知れないわ。「マカロニウェスタン」は大好きなのになぁ。なんでだろ。