背徳の王宮 <간신> | 韓国映画ひくほどLOVE ~時々ぴょんて

<時代劇・アダルト>

     監督:ミン・ギュドン

     出演:チュ・ジフン、キム・ガンウ



やり過ぎ~。。。は、韓国映画の醍醐味。といつも申しておりますが。

これ。マジでやり過ぎ中のやり過ぎ(笑。


取り敢えず。チュ・ジフンさんやキム・ガンウさんが好きなお姉様方も多いかと思いますが。過激な性描写やバイオレンスが嫌いな方は、絶対に観ない方がいいよ。ほんと。スゴイんだから。

さすがの私も、だいぶ眉間にシワが寄ってしまいましたわ。

まぁ、好き嫌いで言えば、決して嫌いじゃないけれども。


内容自体は、王様の周りでうごめく権力争い。良くある基本的なお話。

ただ今回は、王様に女をあてがう「姦臣(映画表記)」という役職に焦点を当てているのが面白いところ。

王様は完全に狂っているんだけれど、狂わせたのは周りの人間だ、というね。恐ろしいお話。


それにしても。本当にまぁ、何してんの?ってくらいの。やり過ぎっぷりで。

エッチなシーンも、ワクワクして見るというより、「女優さんって大変だよなぁ~」と。心から同情してしまった。


スンホンさんの『情愛中毒 』で相手役をつとめたイム・ジヨンさん。

あちらの作品も多少の過激さはあったものの、美しさがずっと勝っていた。。。けどこちらは。。ね。


あんな事までしなくちゃいけないなんて。本人が頑張ってやろうと決めたのか、事務所にやらされているのか。知りませんけど。

ここまでやってしまうと今後はもう、ごく普通の人気女優としては扱われないんだろうなと。ちょっと可哀想にさえ思えてしまった。

もっとサラッと撮ってあげれば良かったのに。。。監督、マジで変態。Sだね。間違いない(笑。


あ。そうだ。ひとつ。感動したところがあったの。


お姉様の「技」の数々。いやぁ、どの世界でも、プロって本当にスゴイな。陰の努力がないと出来ないことよね。

歌をうたいながら、とある技を繰り返す場面。

あれってまさか完全なる創作じゃないよね?多分、本当にあったキーセンの技か、それを味付けしたものでしょう。

流れるようなエッチの妙技。面白いわよ。


あと。

王様を喜ばせる為に女性達が様々な(性の)教育を受けるんだけど。。。そこでもやっぱり、キーセンのお姉様は一味違う。さすがプロだわ。と。妙なところで感心致しておりました。どんな道でもプロはプロ。尊敬致します。


基本的には。

ジフンさんは大注目の俳優さんだし。ガンウさんも好きだし。このての作品はまさにワクワクドキドキで。大好きなタイプのはずなんだけど。

何事も、適度、って大切だなと。思わずにはおれません。その辺を上手くやらないと、楽しめるはずのものも楽しめなくなっちゃうんだな。ほんと。


そう言えば子供の頃。

アメリカのホラー映画、『キャリー』を観て。もの凄い衝撃を受けた覚えがあるのだけれど。。。きっと監督もそうだったんだろうな。

でも。。やり過ぎっすよ。監督さん。悪夢にうなされそうです(笑。