<不倫>
監督:チョン・ジウ
出演:チェ・ミンシク、チョン・ドヨン
とにかく観た映画は全部名前を出しておこうと決めて以来、頑張って語っているのですが。かなりキツイ。
だってそもそも、つまんないから書いてなかったんだもんね。
でも。良いのがあったよ。
チェ・ミンシクさまとチョン・ドヨンさん。そして不倫相手はチュ・ジンモさん。
もう、それだけで正解なんだけど。
芸達者が揃っちゃっている、って言うのは勿論。やり過ぎのエッチシーンとか。まさかのラストシーンとか。ワクワク要素がしっかりとありますので。
赤ちゃんに睡眠薬を飲ませて不倫しに行く、という場面。以前にも見たことあるな。
世界で一番大切なはずの自分の赤ちゃん。その存在を危険な目に合わせている事にさえ気付かずに。いや、気付いていたとしても。直視しないようにして。
とにかく。
それだけ男とのセックスに夢中になるって。スゴイわね。良い悪いじゃなく。女の性ってスゴイなと。恐怖映画より恐ろしい。
ドラマは最終回に無理やりみんなが良い人になっちゃって。なるべくみんながハッピーエンドになるように持っていくパターンが多いけど。
実際は、「みんながハッピーエンド」なんて有り得ないでしょ。
だって。
誰かのハッピーエンドは別の誰かのバッドエンドだったりもする訳だから。
幸せなカップルが一組いたら、その裏で泣いている男や女がいる。誰かが学校に受かれば、他の誰かは落ちている。みたいな。
本当のハッピーエンドは、他人の幸せや不幸にいかに鈍感になるか、かも知れないです。それもまた、恐ろしい話ですけども。