<ミステリー・実話>
監督：ポン・ジュノ
出演：ソン・ガンホ、キム・サンギョン
「どう？」って聞かれたら、「いい映画だよ」って答えるけど。
なんともやるせない映画ですわ。
時代背景とか地域性とかで。まぁ、あんなもんだろうねと。切ない感ありながらも。
そんな中でも、彼らなりに一生懸命葛藤している姿が良くえがかれております。
何より、ペク・ヘイルさんの不気味さがいいのよ。無表情さが生きてる。
普通のお兄さん顔なのに。怖いんだもん。
サンギョンさんはちょっと中途半端。
都会から来た刑事さん。カッコいいんだか良くないんだか。キレるんだがドンくさいんだが。はっきりせず。
それならガンホさま演じる田舎の刑事さんの方が十分魅力的です。
単純バカなダサイおじさん。でも熱血で一途。。。さすがガンホさまは見事に演じてらっしゃいます。
『７番房の奇跡 』でもそうだったけど。社会的弱者に対する冤罪事件というのは実際に国を問わず多々あることで。
アメリカでも日本でもドキュメンタリーでよく見たわ。切ないことです。
実話ベースなので、こんな終わり方でも仕方ないのかなぁ～とは思いつつも、見終わった後にスッキリ出来ない典型的な作品でございますわ。