鎌倉に来て、一週間がたつ。雨になると外に出るのも億劫になる。
今日は快晴、初夏の緑の香りをただよわせ、爽やかな風が木々の間を通り過ぎる。
雨の日以外、毎朝、住居(今回からアパートの名称を変え、住居に変更)から近くの神明神社にお参りに行く。
神明神社は元亀年間の1570年から1573年に創建された。
村で疫病がはやり、 村人代表の4人が伊勢詣でにより賜った神礼で勧請した社である。
大正に入り、村内にあった淡路神社、第六尊天社、諏訪神社が境内の奥に合祀されている。
祭神はもちろん天照大神、蛭子之命(ひるこのみこと)、素戔嗚尊(すさのおのみこと) 、市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)の四柱である。
住居からちょうど北東の鬼門にあたるため、お参りする。
天気の良い日は少し、自然が残る裏山を散策する。
裏山に登る道は何本もあり、繋がっていると思い、登って行くが、それぞれりが違った尾根に進んでゆく。
10分ほど進むと地図もないため、引き返してくる。
国土地理院の地図を購入しようと検索したが、それよりも分かりやすい地図が鎌倉市役所で販売されているみたいだ。
鎌倉市役所方面に行く際は購入しようと思っている。
山道の中に入ると、山崎小学校の課外活動に使われる、切り開かれた場所の清水ヶ谷等がある。
また、別の尾根では小学生が作成した十数枚の看板が設置されており、「きんらんを守りましょう」と書かれている。
金襴は低山や山地の林の中に咲くラン科キンラン属の多年草である。
大きさは30センチから70センチ、茎先に総状花序をだし3輪から10輪くらいの黄色の花をつける。
花言葉は「眠れる才能」である。4月5月6月が開花月で、現在は絶滅危惧種に登録されている。
5月の下旬、まだ咲いた形跡は無い。山中に入ると気温は低い、今年の鎌倉は季節の流れが遅いのかもしれない。
6月の梅雨時、晴れ間を見計らい、見てみたいものだ。
また、山崎小学校グランドの裏手にある北大路魯山人の星岡窯旧跡は、もう茅葺の住居もなく荒廃していた。
このように、住居の周りに様々なものがあり、散策に事足らない。良いところに住めたものと思う。
来週は、妻と娘がわが住居を見に来る予定である。
神明神社(しんめいじんじゃ) 鎌倉市台-20-16