いろいろなきせるが展示されていました。細かい漢文が彫られたきせる筒が展示されていました。そして,見やすいようにルーペが添えられていました。目を近づけるとぼけてしまってよく読み取れませんでした。ルーペは被写体との距離が適切に調整されていると,目をルーペに最も近づけた時,最もよく見えます。残念ながらそのようにセッティングされていなかったのです。このルーペはスタンドとセットの製品です。置いた面とルーペの距離はその様になるように設計されているはずです。ただ,キセル筒の高さ分だけ距離が短くなってしまったのでしょう。ルーペの付け根の部分の構造を見ると,そのような場合に備えてルーペの高さを少し高くできるようになっています。学芸員の方が,うまく修正してくれることを期待します。